From:太田輝昭
自宅近くのスタバより、、、、
8日の大阪セミナーだったか、9日の兵庫セミナーだったか、
参加者からこんな質問をもらった。
「荒れた学級を立て直す方法を教えてほしい」
1学期、学級を荒らしてしまったので、どうしたらいいのか?
というものである。
荒れてしまった原因がある。
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子どもからの信頼を失ってしまった、、、
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がほとんどだろう。
信頼を失えば、教師を無視するし、
教師の言うことを聞かなくなる。
いじめが多く発生する。
という現象になる。
信頼を失うには教師の何気ない日々の行いから発生する。
例えば、
①教師の指示がコロコロ変わる。
さっきは、あのように言ったのに、今は別のことを言っている。
②約束を破った。
③説教ばかりで教師の話が長い。
④子どもが自動的に動く「学級システム」「授業システム」がなく、弱肉強食を放置してしまった。
⑤荒れの兆候の「子どものアドバルーン」をつぶせなかった。
⑥授業が楽しくない。
などなど、、、
これをもどすには、セミナーでも少し話したのだが、
(1)子どもが熱中する教材を使う。
セミナー参加者は体験したことと思う。
他、楽しい活動をする。
「学級のルールを守る」ということが楽しくなるということを子どもに伝える。
(2)4月の学級にもどる
①教師の統率の「方針演説」を再度行う。
②学級のルールを再度、確認する。
③学級の規律を4月から変えない、ぶれない。
(3)楽しい授業をする。
ということがある。
(荒れた学級を立て直すには簡単でないが、、、)
指示一つとっても、短く、ズバッということが必要であり、
4月の出会いで「ほめた」ように、数多く、子どもを「ほめる」ことである。
弱肉強食にならないように、教室の弱者を取り上げ、学級全体で「ほめる」ようにするとかの教師の意図した行為が必要である。
授業も教師の一方的な説明では、子どもは楽しくない。
そっぽを向いてしまう。
セミナーでも紹介したが、一番いいのは、近くの勉強しているサークルに出向くことである。(サークル例会は、無料である)
人と会って、悩みを打ちあけ対策をすること。
良質の本を買って読むこと。
セミナー等に身銭を切って積極的に参加すること。
など、この半年間、一生懸命に勉強すると、子どもも少しずつ変わってくる、、、。
これしか道がない。
「荒れさせる」のは「教師が未熟だから」である。
少しでも全うな教師になるには、学ぶしかない。
半年、一生懸命学んで、今年度の失敗の教訓を来年の4月最初の「黄金の3日間」から勝負していく、、、、。
ーおおた てるあき
P.S.
特別支援教育のスキルは今後も絶対に必要。
今後も特別支援を要する子どもは増えてくる。
「特別支援セミナー」
9月30日 講師、小嶋氏、小野氏。
P.P.S.
来年の2月3日(土)沖縄で「向山塾」開催決定!!!
https://mk-oshiekata.jimdo.com/
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。