From:太田輝昭
昨日、文科省の調査研究事業が沖縄であった。
第4回教え方セミナー「授業力授業・模擬授業編」である。
16名の先生が、模擬授業をしたが、私もその一人である。
参加者は50名ほどだった。
こんな授業。
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AI(人工知能)の社会になります。
歓迎する人?
歓迎しない人?
その他?
最先端の映像を見ます(30秒ほど)
どう思います?
他にも感情を持つ人工知能 ペッパー君。
自動運転技術。
2045年 人工知能が人間より賢くなってしまう時点。
シンギュラリティ(特異点)といいます。
言ってみて。
読みます。
ホーキング博士がこのように言っています。
赤い字読んで。
「いつか人類の終わりを招くかもしれない」
マイクロソフト元会長 ビル・ゲイツ氏がこのように言っています。
赤い字。
「超知能に関して懸念を抱いている一人だ」
イギリス発明家 シンクレア
「人類が生き残るのは困難だ」
将来、私たちの暮らしはどうなるのでしょうか?
A 幸せな暮らしになる。
B 幸せな暮らしにならない。
C どちらでもない。
挙手させる。
オックスフォード大学 オズボーン、フレイ教授。
10年~20年後に、仕事がなくなると言っている。
何%の仕事がなくなる?
20%?それより多い人?
正解は、47%です。
デューク大学教授 デビッドソン。赤い字。
「2011年にアメリカの小学校に入学した子ども達の65%は、大学卒業時に、存在していない職業につくだろう」
Google CEO ペイジ
「近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をしているだろう」
どんな仕事がなくなりますか?隣に言ってみて。
電話オペレーター、レジ係、タクシードライバー、会計士、、、、
他にもこんな仕事がなくなると言われています、、、(ズラズラ並べる。)
将来、
A 幸せな暮らしになる。
B 幸せな暮らしにならない。
C どちらでもない。
挙手させる。
18世紀 イギリス 産業革命
人間が500時間していた仕事。
機械が何時間でしたと思いますか。
40時間。それより多いと思う人?
もっと短いです。
20時間。それより多いと思う人?
もっと短いです。
正解は、3時間です。
その結果、
A 失業者が増えた。
B 暴動が起きた。
C 生産が高まった。
挙手。
すべてです。
失業者は一時的でした。
機械打ちこわし運動が起こりました。
ラッダイド運動といいます。
生産は何十倍となりました。
大量に製品ができ、例えば、下着をみんなはけるようになりました。
仕事がなくなるのではなく、逆に需要が高まり、仕事が増えました。
仕事の仕方が変わったのですね。
過去、仕事があったものがなくなったものです。
ボーリングのピンをセットする係、
電話交換手、
街灯の点火員、
人間レーダー、
窓をノックする目覚まし係、
ネズミハンター、
工場で読み上げる人、他にも、、、、、、(ズラズラ、、の無くなった職業を並べる。)
逆に昔なかったが新たな仕事は何ですか。
例えば、鉄道が走ったことにより、、、、駅員、車掌、、、切符売り場、、、
他にもたくさんあります。
話を変えます。
からくり人形、どこで発明されましたか。日本?外国?
挙手させる。
乾電池は、日本?外国?
ブラウン管、日本?外国?
シャープペンシル、日本?外国?
インスタントラーメン、日本?外国?
真珠の養殖、日本?外国?
胃カメラ、日本?外国?
青色発光ダイオード、日本?外国?
飛行機、日本?外国?
カラス飛行機は日本が最初です。
すべて日本です。
他にもこんな発明があります。(ズラズラズラ、、、並べる、、、)
こんな日本人に対して、外国人はこのように言っています。
ツュンベリー
読みます。
「勇敢にして不屈である。勤勉さにおいて、日本人は大半の民族の群を抜いている」
ヴァリニャーノ
「あらゆる苦しみに堪えることができるし、逆境にあっても大いなる勇気を示すことを信条」
ヘレン・ケラー
「苦しい時、辛い時もくじけず努力する」
ヒラリー・クリントン
「くじけない日本の魂の強さ」
これらの言葉、何か気づくことはないですか。
この言葉は何と言われていますか?
「非認知能力」
言います。
ダックワース氏は、次のように言っています。
読みます。
「結果を出した人たちの特徴は、「情熱」と「粘り強さ」の「非認知能力」を併せ持っている。」
日本人は、非認知能力にたけているのですね。
将来、AI(人工知能)社会になります。
A 幸せな暮らしになる。
B 幸せな暮らしにならない。
C どちらでもない。
挙手。
授業を終わります。
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このように授業を終えた。
10分ほどの授業である、、、、
第1次 産業革命の機械化で大量生産、大量消費の時代になった、、、
第4次 産業革命と言われている人工知能社会。
新たな時代に向けて、教育者も準備し、子どもにどのような教育をしていくのか、考える時である、、、、
ー太田輝昭
P.S.
模擬授業をして新たな発見と、自分の課題が分かる。
体験してみて分かること。
今後の新たな方向性が見つかった。
次の模擬授業への準備が始まった、、、、
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。