From:太田輝昭
日曜日の夜のスターバックスにて、、、、
「趣意説明の原則」というものを知っている?
授業の原則みたいなもの。
子どもを指導するときに、説明するもの。
これを言うだけで子どもの動きが多少変わる。
いや、すごく変わる!
自発的になる。
人というのは、「なぜ、それをするのか」という趣意が分かれば、主体的に動こうとする。
意味が分かるから、納得して、動くようになる。
授業の中で、何気ない指示をする場合、重要な指示をする場合に、この原則を使ってみるとよい。
例えば、私は勤務校で、女子の水泳の授業。
最初のオリエンテーション。
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さあ、水泳が始まりました。
先生の友達で、とってもとっても美しい先生がいて、、、
社会の先生で、、、
その女性の先生が言っていたのだけど、、
若い10代は、皮膚の新陳代謝がいい。
若い時は、少しの日があたっても大丈夫。
むしろ、あてて、皮膚を鍛える。
20代後半なると、ちょっと肌は気にしないといけない、、、
紫外線とか、、
でも、10代は大丈夫。
鍛えなさいと、、、
また、女優は、必ず運動をしている。
汗を流して、血行を良くして、肌がきれい。
水泳をよくしている。
水泳は水圧で、肌の刺激にもなる。血行も良くなる。
リラックスして楽しい。
水泳アクアビクスでもいい。
水中で動くことで更に美しくなる、、、、
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女子は、水泳嫌いが多い。
水着になって入水すること、抵抗ある生徒もいる。
水泳する意義を「趣意説明」として説明する。
ちょっとでも意識が変わればいい、、、
前向きに取りくんでくれればいい、、、
余談だが、水泳の場合、水の事故の事例を必ず3件ほどする。
危険が伴うものだから、念には念を入れる。
生徒の目を見て、しっかり伝える。
ー太田輝昭
P.S.
まだ夏休みボケ?私のことだよ。
勤務での日常に慣れれば、、と思う。
11月20日(日)文部科学省の事業「総合的な教師力向上のための調査研究事業」が沖縄である。
そのセミナーで模擬授業をする。
その教材研究を行い、授業作りをする。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。