From:太田輝昭
書斎より、、、、
ゴールデンウィークも早3日が過ぎようとしている、、、。
あなたは、エンジョイしているだろうか。
私も日ごろできない「片づけ」をしたり、、、
美味しいものを食べに行ったり、、、
本を読んだり、、、、
5月以降の授業の構想を練ったり、、、、
と充電している。
先日、県教育総合センターの「保健主事研修」に参加した。
その資料の中に「がん教育」というパワーポイント資料があった。
昔は、感染症で亡くなる人が多かったが、
今では生活習慣病で亡くなる人が多い。
以前、大学のA教授と議論をしたのだが、
A教授は、
「昔からがんは存在していて、昔は感染症で亡くなったから、
がんにならなかった。急にがんが増えたわけではない」ということだった。
さてさて、話をもどして研修の資料なのだが、
「がん教育」で教師が一方的(ワンウェイ)で話をすれば、
それで良しなのかといえばそうではない。
(たぶん少し優れた教師なら、パワーポイントで授業するのだが、
一方的な授業となってしまう。まあ95%くらいの教師はそうだろう)
一方的な授業は、楽しくもないし、ツマラナイものとなってしまう。
ではどうするか。
これは、このブログを読んだ方の今後の授業展開の課題としておこう、、、(笑)。
というか、どうしたら子どもに響く授業ができるか、我々の課題である。
さて、授業なのだが、授業の基礎基本というものがある。
99%の教師は知らないのだが、、、
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「発問」と「指示」はセットで言う。
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がある。
例えば、
数日前、
高校1年生の「保健」の「私たちの健康のすがた」の授業で、
指示1 今から、問題を言います。ノートに1と書きなさい。
発問1 問題1。「ある集団の健康の状態」を何といいますか。漢字4文字。
指示2 1に答えを書きなさい。
・・・・・
と7問ほどの問題を出していく。
この時の、
「発問」のあとに「指示」を教師は言う。ということである。
発問で投げっぱなしでは、子どもはどうしたらいいか分からない。
動きが止まってしまう。
教師が指示を出すことで子どもは何をしたらよいのかが分かる。
動きだすということである。
この場合、答えをノートに書くということになる。
答えは教科書に書いてあるから、
子どもは教科書を再度読むようになる。
答えを探そうとする。
ちなみに、答えは、「健康水準」ということになる。
このように、授業の至る所で「発問」の後は「指示」を出すということが基本となる。
この基本をやらないと、授業はスマラナイものとなってしまう。
退屈となる。
ーおおた てるあき
P.P.S.
6月8日(土)
再度、山本東矢氏に沖縄にお越しいただく。
郵便セミナーとセットでセミナーを実施する。
近々、案内公開する。
P.P.P.S.
安心・安全の保険。TOSS保険。
以下から。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。