From:太田輝昭
書斎より、、、、
本日より、教育実習生が来校した。
総合体育大会が土曜日から開催されており、
バレーボール、ハンドボール、ソフトボールなど、
本校は残っている。
勤務校の体育教師は7名いるが、
5名は大会運営で不在。
私を含めた2名で今日1日の授業を担当した。
本校の特色で「親睦運動会」というのが7月にあり、
各兄弟学級の団の「ダンス練習」をしている。
「団」の他に、全校生徒で踊る「全体ダンス」がある。
体育館の舞台のスクリーンにダンス映像の後ろ(ダンス部2名が踊っている)を流して、真似させる。
毎時間、2~3回実施後、各クラスの「団」の「ダンス練習」に入る。
3年生はもう5時間くらい「全体ダンス」を練習している。
少しずつレベルアップするために、
プロジェクターからの映像の一部をファイルでカットして、見せないようにした。
生徒は、スクリーンに映っていない音楽だけを聞きながら踊る。
「へ~」といいながらも、うろ覚えでも踊っている。
実習生には、
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どの種目でもそうだが、最初は誰でもできるものから始めて、
スモールステップでハードルを上げていく。
そして、できるようさせていく。
それが教師の「手立て」だ。
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と伝えた。
全国の先生が参加している中学高校ライン(全国ネットのSNSなど多数ある)で、
実習生の指導について、向山洋一氏の言葉が掲載されていた。
よい内容なのでシェアをする。
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向山洋一氏が、石川裕美氏(実習生)に話したポイント。
※もう30~40年前のこと。
1 毎日の実習日誌には、できるだけ子供の名前が出てくるようにしてください。
2 授業は組み立てるのです。骨格がしっかりしていないと授業になりません。
3 プロの仕事ですから、教えてもらうのを待ってはいけません。自分からつかむのです。
(教育トークライン1995年1月 73号)
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実習生のことを書いたが、
書けない子どもが書けるようになるのも、
ほっといて、子どもは書けるようにならない。
よく、
「夏休みに読書感想文を書いてきなさい」
と教師は課題を与えるが、
97%くらいの子は書けない。
だから、親は非常に困る。
自分の子どもが書けないから、、、。
「わが子だけかも?」と不安にもなる。
これもまた、教師が書くための「手立て」をしていないと書けるようにならない。
「手立て」の原則は同じ。
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スモールステップでの指導
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が必要になる。
書くための「手立て」として、思いつくもので、以下がある。
・文を長く書く指導法
・うつしまる君
・体言止め
・赤鉛筆の指導
・レトリック
・文を短く書く
・文を書く技術を教える「向山型作文200字プリント」
・クライマックスから書く
・接続詞の授業
・形容詞を教える授業
・読書感想文「山田式読書感想文の書かせ方」
・・・
など、ある。
他にもポイントがある。
これらは、学ばないと分からない。
我流で、子どもに「書く力」をつけることはできない。
「子どもは教師の反映」である。
教師の技量がないのに、教師を超える子どもにさせることはできない。
学ぶには、
サークル、本、セミナー
がある。
案内があったとき、積極的に参加することが極めて重要だ。
「プロの仕事ですから、自分からつかむのです。」
6月8日(土) 午前 「書く学習を楽しくするセミナー」
午後 「魔の6月対策 学級経営セミナ―」
講師:山本東矢氏 他
詳しくはこちらから。
ーおおた てるあき
P.S.
6月8日(土) 午前 「書く学習を楽しくするセミナー」
午後 「魔の6月対策 学級経営セミナ―」
講師:山本東矢氏 他
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P.P.S.
安心・安全の保険。TOSS保険。
1日20円。
トラブルが起きたときから「弁護士」に相談できる。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。