よいところを見つけて褒める

From:稲嶺保

 

 

書斎にて、、、
 
今月は、私の誕生月。
当日は、塾通いの娘が不在のため、
週末にケーキを食べる。
 
家族そろっての時間が
なかなか取れない。
 
誕生日をきっかけに
ゆっくり話すことができた。
 
話題は、「事件」。
「〇年生の頃にあった、、、」
今だから笑える。
トラウマになるように
事件もあった、、、
 
いつまで、こんな時間が過ごせるのか、、、
 
 
先日、校内で研究授業があった。
女教師が授業者である。
 
数カ月前から準備し
指導主事と何度もやりとりをしながら、
当日をむかえた。
 
朝、出勤して教室に向かう。
AM7時15分
廊下を歩いていると声がする。
授業者の教室。
今日の授業を確認している。
 
若手が前に向かう姿。
大好きである。
授業も良かった。
ここまでのがんばりを見て、
何もしないはあり得ない。
ということで、
「手紙」
を書いた。
授業の感想である。
 
以下の7つの点について書いた。
①子どもたちの反応がいい
②細やかな指導
③一時に一事の指導
④ほめながら指導する
⑤練習の場づくり
⑥個別対応は子どもを目立たせない
⑦研究授業は教師一人で
 
書き出すとついつい書きすぎてしまう。
便箋4枚も書いてしまった。
最後は、次の言葉を紹介した。
 
私が学んでいる向山洋一先生の言葉があります。
「教育技術はさまざまである できるだけ多くの方法をとりあげる -多様性の原理ー」
私の見方、考え方も多様な教育技術、指導法の一つにすぎません。
○○先生が腹の底から納得できるものを実践されてください。
 
この手紙をだそうかどうか
迷っていた。
若者には、伝わらないかもしれない。
そう思いながらも
机に届けた。チョコと一緒に、、、
 
以前もよく
研究授業を見て、
手紙を渡していた。
 
「ありがとうございます。」
とお礼を言われることはあった。
今回は、ちがった。
「返信」
をいただいたのだ。
 
次のような文があった。
「子ども達への支援のあり方、研究授業でも普段通り教室一人でやるということを心にとめて、今後も頑張っていけたらと思いました。」
 
ちゃんと伝わるのである。
(このお手紙は私の宝物として書斎の引き出しへ保管してある)
 
向山先生が次のように述べている。
 
若い教師の授業を見た後、
良いところを見つけて褒めよ。
悪いところばかり見つけて
指摘するベテラン教師がいる
向山は嫌い
代案を示すのなら ありえる
いい所をたくさん褒めてあげれば
欠点が消えていく
謙虚な上にも謙虚に、、
 
良いところばかりではなかった、、、
でも、代案は示すことができた。
まだまだだが、
若手の頑張る姿にパワーをもらった。
 
まだまだ、できる。
そう思わせてもらった。
 
PS
研究授業
初任者ならば年10回ほど。
だが、なかなか見る機会がない。
 
「授業技量検定」
を知っているだろうか。
45分の授業を
「5分から7分」に圧縮して授業する。
 
以前、ブログでも紹介したが
「緊張感」
が半端ない。
そんな授業の場が来月、行われる。
今回、「D表」の受験を多い。
評価項目は、
①授業の始まり(15秒)のつかみ
②子どもへの目線
③あたたかな表情・対応
④明確な発問・指示
⑤心地よいリズム
の5項目で見ていく。
どの授業でも必要とされる
「基礎的」な項目
である。
この緊張場面を体感してみませんか。
気になる方は以下へ
 
【TOSS沖縄サークル授業検定】
日時:2月15日(土)午後1時半〜3時半(受付は午後1時)
場所:NPO活動支援センター
資料代:2千円
お申込みはこちら↓

 

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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