苦手な子が活躍する向山型要約指導

From:稲嶺保

 

 週末、金曜日の晩にZOOM。
めずらしく土日ともにZOOM無し。
緊急事態宣言もあり、
自宅でのんびり。
 
そうなるとついついクリックするのが、、、
「Netflix」
映画を1本見たあと、気になっていた
「キングダム」
をクリック。
1.5倍速で視聴。
中国史、、、
ハマってしまった。
そのまま、2日間で
「12話」まで視聴。
ふと考えると、3時間以上費やしていた。
 
考えて、
映像からマンガへ切り替える。
「12話」がマンガだと「4巻途中」。
これも「時短」と考え、
TSUTAYAにてレンタル。
一気に「20巻」まで読破。
来週末はその続きを、、、
それを楽しみに今週もがんばれそうである。
 
国語では、説明文を扱っている。
本論では、4つの事例が取り上げられている。
それらを「要約」する。
短く「20字以内」でまとめさせる。
 
いきなりやっても難しい。
そこで、向山先生の追試
「桃太郎の要約」
である。
 
桃太郎のお話を確認。
知っている子に話させるのもいい。
 
その後、
「この桃太郎のお話を知らない人に説明します。
 ただし、一文です。
 20字以内でまとめなさい。」
「えっー」と声があがる。
「先生、点や丸も入るんですか?」
「もちろんです。」
 
2,3分すると見せに来る。
そのまま、黒板に書かせる。
「第一陣」は賢い子、得意な子である。
書かれた文を評定していく。
30点、60点、0点、、、
 
ポイントを一つ示す。
「桃太郎で大事なキーワードは何ですか?」
「桃太郎」
「鬼を退治する」
「犬さるきじ」
これらの言葉を使って、20字以内でまとめます。
 
さらに、指示を出す。
「黒板に書くのは、まだ1回も書いていない子です。」
ここで書くのが「第二陣」である。
評定を行う。
60点、90点、60点、、、
など、先ほどよりも高得点が続く。
 
さらにポイントを示す。
「桃太郎で一番大事なキーワードは何ですか?」
「桃太郎です。」
「一番大事なキーワードを文の最後に持ってきます。」
 
もちろん、ここでも
「黒板に書くのは、まだ1回も書いていない子です。」
ここで書くのが「第三陣」である。
勉強の苦手な子
おとなしい子
が黒板に書く。
ほとんどが、
「犬さるきじと鬼退治した桃太郎。」
のような要約が並ぶ。
評定はもちろん、100点、100点、100点、、である。
 
このような
「勉強の苦手な子」が活躍するシステムも向山型である。
このように要約指導の後、実際に教科書の説明文で要約を行う。
 
6年生「時計の時間と心の時間」の事件を要約。
ある段落の要約は、黒板に写真のように並んだ。
 
ミスもあったが、
スムーズに要約することができた。
 
段落を要約するのに順序がある。
それは、サークルで紹介します。
 
PS
6月12日(土)10時より
沖縄市でサークル開催予定でしたが、
「緊急事態宣言」
を受けて、会場が借用できなくなりました。
ということで、
「ZOOM開催」
となります。
「参加自由(もちろん無料)」
「人数制限なし(100人までですが、そんなに集まらないので)」
です。
よければ、ご連絡ください。
当日のURLをお送りします。
(担当:稲嶺まで)
 

 

~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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