子どもとの距離間ONとOFF

From:稲嶺保

 

卒業文集に載ったある先生の口癖。
 
「コラーてめえら」
「あまっちょろいことばかり言ってんなあ」
「それでも六年かよ」
 
子どもたちが書いてある
「担任の先生の口癖」
である。
これが卒業文集に掲載されている。
 
だれだと思います。
 
実は、、、、
 
 
向山洋一先生です。
 
今ならば、、、
と少し怖くなります。
ただ、
「子どもたちが書いた」
というのがポイントです。
 
そこには、
「書いても大丈夫」
という信頼関係があります。
授業と休み時間
で築いてきた信頼関係です。
だからこそ、ちょっとやそっとじゃ子どもたちは負けません。
 
そんな「強さ」を持った子供たちです。
 
自学級で考えてみます。
子どもたちとの関係で
ONとOFF
を使い分けられるようになりました。
 
「47歳のくせに。」
「先生が白髪染めたら。」
休み時間、女子に囲まれ攻撃を受けます。
男子もちょっかいを出しに来ます。
 
授業になるとスイッチを入れ替えます。
「〇〇さん。(3秒の間)
 立ってなさい。次。」
※もちろん、フォローもしますが、、、
 
このような関係が一緒に過ごしてきた年月とともにできるようになってきた。
まだまだ、向山学級には及ばない。
 
歳を重ねるごとに
子どもとの関係が楽になってきた。
「気負い」がなくなってきた証拠だろうか。
 
10数年前は
真正面からぶつかり、何度も失敗してきた。
もちろん、それから得られる学びもあった。
年齢に応じた
「子どもとの距離間」
があるように思う。
それに気づかずに過ごしていると
「痛い目」に合う。
 
全国の様々な先生方との出会い
から学ばせていただいたことである。
やっぱり、仲間はいい。
サークル仲間を得ることを
「宝くじに当たったぐらいの奇跡」
だと向山先生は表現されていた。
全く、その通りである。
ー稲嶺保ー

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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