何を話す学級懇談会

 From:稲嶺保

 

今年度、勤務校で
研究主任
をさせいていただいている。
 
これまでになく、
文科省
県教育委員会
の文書を読んでいる。
なかなか楽しい。
学びがある。
 
そんな中、本日が研修日。
私が校内研修の進め方について紹介する。
説明だけだとつまらないので、
「模擬授業」も行った。
また、「OJT」について
「参加型OJT]として
「模擬授業」を提案した。
最後の感想で「反対0」。
ということで、校内OJTで
「模擬授業」
を行うことができるようになった。
もしかしたら、
「校内サークル」へつなげられるかもしれない。
 
それよりも、本日の校内研修。
「時間通り」
4時にスタートした。
どうしてか???
「講師が4時にスタートする」からである。
「講師が待たない」からである。
そのおかげで、
予定時間よりも、
3分早く終わることができた。
先に来た人(時間を守る人)が
得をするシステムである。
 
校内研修の最後に
「学級懇談会」
についてお話した。
 
懇談会に参加される保護者は、
「お休み」
をとって参加する方もいる。
例えば、「時給千円」ならば、
懇談の1時間と移動時間の前後2時間
を考えると
「3時間=給料から3千円のマイナス」
である。
それに見合った価値のあるものを届けなければならない。
 
そこで資料を探す。
「かしこい子を育てる秘訣12」向山洋一著(騒人社)
を見つけた。
目次から、
「伸びる子の4つのタイプ」
を見つけた。
以下に引用する。
 
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 子育てのポイントは「子どもとスキンシップ」をはかり「大切な点をくり返し教え」、「子どもをはげましほめる」ことに突きます。
 こうすれば、どの子も、スクスク成長していくのです。
 こうした子は、つまり伸びる子は、次のような性格のどれか一つ(以上)を持つようになります。
 第一は、やり始めたら、最後までやり通す子どもです。
 何も立派にやりとげなくてもいいのです。
 しかし、一度やったら、やり通す、多少ギクシャクしてもやり通すという子です。
 これは「遊び道具」の後片づけなどの日常的行動の中で身につけたものと思えます。最初は、親子で一緒に片づけ、徐々に「子どもだけで片づける」ように育てていったのです。
 第二は、ていねいにやる子です。途中で終わってしまう、のんびりしていて見ていられないと大人は思うのですが、とにかく、ていねいな子です。
 洋服をきちんとする、机の上を片づける。折り紙をていねいにするなどの中で身につけたきたのでしょう。
 概して女の子に多いのですが、このタイプの子も伸びます。
 私の教え子に、ていねいすぎて六年生までテストを半分しか書かない子がいました。
 ご両親は心配しましたが、私は「大丈夫です。ていねいな子は伸びます。ストップウォッチでお尻を叩くような方法をしたらこの子はつぶれてしまいます」と、いい続けました。
 その女の子は、一流大学に進学して芽を伸ばしました。その後大臣夫人になりました。
 ついでに言うとストップウォッチでお尻を叩くような方法の「百マス計算」は、害が大きいので、おすすめできません。日本教育技術学会の調査で五百人の現職教師が「害が大きかった」という論文を報告し、出版されました。
ーーーーーーーーーー
 
どうですか?
第一は、やり始めたら、最後までやり通す子どもです。
第二は、ていねいにやる子です。
納得しませんか?
 
あれっ?
「伸びる子の4つのタイプ」
でしたね。
「もう二つは、書籍をお読みください。」
そのまま、資料として使いたい先生もいるかもしれません。
というか、私もそのまま使う予定ですので、続きを掲載しますね。
 
ーーーーーーーーーー
 第三は「何でもかんでもやってみる」と手をあげる子です。
 ヤンチャな男の子を思いうかべるといいでしょう。
 新しい事に次々と挑戦します。しかし長続きしません。母親は、いつも困っています。もっとコツコツやる面があればーーと。「何でもやりたがる」こういう子も伸びます。それは、生命力が強いから、いつか自分がのめり込むことに出会う可能性が大だからです。
 のんびりていねいな子も、やたらとやりたがる男の子も、心配いりません。
 立派に伸びていく子なのです。
 そして、もう一つ付け加えるとしたら、第四は、「与えられたことをまじめにコツコツ努力する子」です。
 努力は、やはり裏切らないのです。
 この四つのタイプは、それぞれに持ち味を生かして伸びていくことでしょう。
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いかがでしたか?
納得しませんか?
学級のあの子が浮かびませんでした。
そんな価値ある話を
学級懇談会で届けてあげて下さい。
 
PS
この書籍はいい。
個人面談では、待機する場所に置いている。
目次には、こんなタイトルもあった。
「伸びる子と伸びない子の違いはどこから生まれるのか」
「子どもをやる気にさせる六つの方法」
「家庭に大切なルール」
「子どもの力を伸ばす五つのポイント」 などなど
Amazonで検察すると金額が・・・・・・
 
 
「913円」でした。
教室に一冊置いておくと、ずっと使えます。
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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