プロ教師から学ぶ 学級のイメージ

From:稲嶺保

 

 

 

今日の退勤は18時。
めずらしい。
というのも、
卒業式準備のため。
 
たまにはいいかな、、、
と思いながら、
疲れをとる湯船へ、、、
 
子どもたちに
4月に話した。
 
「学校は
 できないことができるように
 わからないことがわかるように
 なるために来ます。」
 
子どもたちに話ながら、
自らを追い込む。
 
3月になり、
自学級をよく振り返る。
 
漢字
時計
和差のひっ算
かけ算九九
二重とび
開脚とび
逆上がり
 
振り返ると、
ちゃんとできないをできるに
わからないをわかるに
変えている。(100%ではないが)
 
しかし、
子どもたちに実感がない。
できたことを
「当たり前」
だと思っている。
 
それを伝えるのも大切である。
 
「覚えていないでしょうが、
 4月にはできなかった
 二重とびや交差とび、
 逆上がりや開脚とびが
 できるようになったでしょう。」
 
今日は、
さらに話した。
 
「先生は、毎年、
 前の学級を超えることを
 目標にしています。
 昨年は、6年生担任。
 今年は、2年生担任。
 それでも、超えることを
 目標にしてきました。
 超えられたと思いますか。」
 
全員が首を横にふる。
 
「超えました。
 すべてではありませんが。
 計算スキルで全員100点とったでしょう。
 国語と算数のテスト(平均)は90点以上でした。
 二重とびも学級の半分ができるようになりました。
 逆上がりも10人ができるようになりました。」
 
少し間をおいて続ける。
 
「一番すごいのは、暗唱です。
 話す聞くスキル31作品
 14名がすべて合格し、
 中学生用の詩文集を覚えていま
 これは、
 6年生でも聞いたことがありません。」
 
事実である。
2年生の教室で、
「道程 高村光太郎
 僕の前に道はない ・・・」
「初恋 島崎藤村
 まだあげ初めし前髪の・・」
と聞こえてくるのある。
 
正直、今年の「暗唱」は
「予想」
を軽く超えている。
 
昨年の6年生でも
5名程度であった。
しかも、おそらく今週中で
「あと3名」
は全文暗唱をクリアする。
 
このような状況は、
私の予想は超えているが、
私の「イメージ」は超えていない。
 
なぜなら、
多くの先生方の実践と
これまで出会ってきたからである。
向山先生の実践。
長崎の伴先生の実践。
山口の河田先生の実践。
熊本の椿原先生の実践
多くの先生方の実践が
情報として頭の中に入力されている。
 
だからこそ、「イメージ」は持っている。
「こんな学級をつくりたい」
と教師修業を続ける。
 
このイメージは
本を読むだけでは得られない。
実際に、
目にすること
話を聞くことが
重要である。
 
だからこそ、人に会うのである。
今回、
山本東矢(はるや)先生が
来沖される。
「奇跡の学級」
と呼ばれるのは大袈裟ではない。
今までの
「学級のイメージ」
がひっくり返される。
 
「このような学級がある」
と知るだけでも価値がある。
 
さらに、
真似をすることで
少しだけ近づくことができる。
それを、
毎年繰り返すことで
自分の力にしていく。
 
自分で考えた方法も
上手くいくことがある。
しかし、
先人が
プロ教師が
培った技術を真似することに
損はないはずである。
 
PS
とは言っても、今回のセミナーは
参加人数に制限がある。
会場の関係で
「残り20名程」
で定員に達する。
定員に達した後は、
「キャンセル待ち」
である。
当日、会場に行っても
山本先生に会えない
可能性がある。
すぐ、申し込みを。

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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