できると思わせる算数学テ

From:稲嶺保

 

 家庭科では、エプロンづくり。
ミシンの台数が少ないので、
回すための仕組みをつくる。
 
黒板にミシンの予約表を掲示。
すると、いつの間にか
「予約担当係」
が生まれた。
号車ごとの
「責任者」
も決めてあったが、
「ミシンが止まった時の対応係」
「ミシン針に上糸を通す係」
が生まれた。
※後者は、担任が老眼のため、、、女子がやってくれます。
もう一つ、
早く進んで暇を持て余している男子を
「ボビン担当係」
に任命。
ボビン(下糸)がなくなると、
別のミシン(ボビン専用)で下糸をつくる。
いつ要請が来ても対応できるように
「数本」準備してある。
少ないミシンながら、3分の1が完成。
ポケットづくりに入っている。
(完成しだい、マイエプロンで給食の準備へ)
 
今週木曜日に
「全国学力学習状況調査」
が実施される。
特に「対策」として設けてはいないが、
過去問だけ1時間扱った。
 
あなたなら、どう扱いますか?
 
 
以前ならば、40分間解いて、
解答→修正
の流れであった。
 
今年は、大まかに以下の流れ。
①問題用紙を確認。
②わかったこと、気づいたこと、思ったことを発表。
③1~4で一番難しそうな問題はどれ?
④4の問題を全体で行う。
 
毎回、難しい問題に時間をとられ、
「最後の問題」
まで到達できない子が多い。
「難しい問題をとばす」ことができないのである。
もしくは、
「難しい→あきらめる」
の流れである。
 
何度、
「難しい問題は、最後にもう1度考えればいい。
飛ばしなさい。」
と言っても、実践できない。
今回は、
「最後に簡単な問題があるかもしれない」
と思わせることを重点に置いた。
実際に、
「イラスト」を見るだけに答えが出せる問題
「グラフ」を使い「3けた-3けた」の引き算で解ける問題
消去法で解ける4択問題
など、9割の児童が解けた。
 
「事実」を示すことで
「できる」と思わせる。
少しいい方はよくないが、
「できる」と錯覚させる。
それだけでも、テストへの取り組みが変わるはずである。
 
国語は、熊本の椿原先生に指導していただいた
「国語B問題指導法」
を本日、実践した。
どちらも、1時間ずつ授業した。
あとは、ここまでの授業が結果に反映するはずである。
 

 

~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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