教師は、にこやかであれ

 From:稲嶺保

  

保健体育の授業。
「ケガの予防」
がテーマである。
 
「これまでにしたことのある
 ケガについて発表します」
いつものように指名なしで発表していく。
 
「足を車に踏まれたことがあります」
女子の発言である。
よく聞くと、
父が運転する車に間違えて踏まれた、
とのこと。
(私も同じことが、、、)
結果も同じだった。
どちらも、「怪我」なし。
 
怪我の話が、
いつの間にか、
怪我の自慢に、、、
ニコニコしながら聞いています。
ふと気づき、軌道修正しました。
 
「笑顔」について、
谷和樹氏はこう書いている。
「にこやかな表情」
さらに、こう付け加えている。
「とにかく、にこやかでありさえすればいい」
 
教師が笑うと、
子どもたちも自然と表情が和らぐ。
逆もそうである。
谷和樹氏(玉川大学大学院教授)は
教育実習生を送り出す際、次のように送り出すそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「実習先で授業を見せていただけることがあったら、その先生の表情を見るんだよ。
 そして、笑顔がすてきだなあと思う先生を見つけなさい」
 
「学校中でこの先生の笑顔を一番すてきだと思ったら、その先生のところに行って、ぜひ教えてもらうようにしなさい」
 
「その先生がその学校で一番授業力のある先生だからね。
 間違いないから」
 
四週間後、実習生たちは帰ってくると、報告に来てくれる。
「先生! 実習先で笑顔のすてきな先生を探しました!」
 
「そうか!  どうだった」?」
 
「それが、いませんでした」
 
「えっ、一人もか?」
 
「はい、一人もです」
実話である。一度や二度ではない。
すてきな笑顔で授業している先生が一人もいないというのが、かなりの学校の現実の姿のようなのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
自分の学校を思い浮かべる。
どうだろうか?
それよりも、
自分を思い浮かべる。
「笑顔」で授業しているだろうか。
職員室でなく、
教室である。
 
「とにかく、にこやかでありさえすればいい」
 
プロ教師の第一歩である。
 
PS
2023年3月までのサークル予定です。
2月4日(土)10時~12時
3月11日(土)10時~ ~12時
会場は、沖縄市社会福祉センター2階です。
 
さらにPS 
3月18日から始まる
「教え方セミナー」
の準備を始めました。
自分の実践を振り返りながら、
お伝えできる情報をまとめています。
もちろん、すべて「満点」の出来とは
言えませんが、
「有益」となる情報となるよう
サークルメンバーで確認を行っています。
 
今年は、初めて
「事前」の情報をお届けすることになりました。
学級の様子(もちろん、個人情報はのぞいて)
実践の報告 などなど
お届けする予定です。
よければ、以下よりお申し込み下さい。
3月18日から教え方セミナーを開催。
詳しくはオープンチャットで発信!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
オープンチャット「TOSS沖縄教え方LINE」
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

0 コメント