From:太田輝昭
大学の図書館より、、、、、
先週、「保健」の授業で、
一つのクラスで「ハッピーレターの実践」を行った。
大阪の山本東矢先生の「追試」(真似て、実践すること)である。
週1回の「保健」の授業。
今年は、1年生の授業担当なので、
「学校が楽しくなるように」
「学級の人間関係が楽しくなるように」
「学級の人間関係につまずかないように」
という思いを込め、
教科書の順序を入れ替え、
「心の健康」を先に実践している。
(本来なら、学級担任として、
山本先生は、4月の第2週に実践している、、)
「心の健康」の授業だけでもう8時間くらいになるだろうか。
1学期は、大きな行事「親睦運動会・体育祭」もあり、
練習等で、授業がカットになることも多くあった。
「やっと実践できた!」というのが正直な気持ち。
以下、授業の流れ。
ざっくり、
1学期にやったことをスライド提示。(スピーディーに)
①「心の病」の患者数 1.5倍に増えている。「心の病」になった有名人。
夏目漱石、リンカーン、ダイアナ妃
②人間の悩み
列挙
大きく分けて2つ。「人間関係」「他人と比較すること」
③心はどこにある。
腹?肝臓?胸?心臓?脳?
④マズローの欲求段階
⑤欲求は成長段階で異なる。欲求不満の対処方法
⑥プラス言葉、マイナス言葉
⑦「思い」「言葉」「身体」「認知」は密接につながっている。
⑧ほめほめクラブ
⑨脳内ホルモン ベータ―エンドルフィン、ノンアドレナリン
⑩認知を変える。行動を変える。
⑪「ジャマイカ」「なんくるないさー」「Take it easy!」
⑫斎藤一人、佐藤富雄
⑬斎藤一人の「考えと病気」
⑭鉄拳「心に太陽を」
⑮マインドセット「やればできるの研究」
⑯サイコサイバネティクス(自己イメージ)
ここから授業の本題。
⑰信頼貯金 「情けは人のためならず」研究 「親切」は12倍返ってくる。
※もちろん、上記の内容の前に、
毎時間、「教科書音読」「教科書の重要語句押さえのプリント」を行っている。
発問 今から何をしていきたいですか?
「親切」
説明 「プラスの言葉」「プラスの行動」をすると信頼が広がります。
指示 クラスメイトに対して、「プラスの言葉」「プラスの行動」として何をしていきますか。ノートに書きなさい。
2分ほどして、全員起立させ、
全員を発表させた。
発表した人から座らせていく。
指示 では、今からクラスメイトに「プラス行動」として、「ハッピーレター」を書きます。
今から用紙を配ります。隣の人宛に書きなさい。
次の用紙を配布する。(A4を六等分した用紙)
一定時間後、隣通しで交換させる。
次に「担任の先生宛」に。
「親」に。または、「好きな友達」に書きなさい。
2,3枚ほど、用紙を渡した。
「担任宛」に関しては、「帰りのSHR後、すぐに渡しなさい!」と、リーダーを決めて、一斉に渡すように指示をした。
授業後、
2人の男子生徒が、「太田先生!」ということで「ハッピーレター」をもらった。
そこには、
・いつも楽しい授業、ありがとうございます。太田先生、面白いですね。
・尊敬しています。また、楽しい授業、よろしくお願いします。
と書かれていた。
学級が
日常的に「プラス言葉」「プラス行動」が増えるように
仕組んでいくと良くなっていく。
「プラス言葉」「プラス行動」を実践すること。
また、それが生徒の人間関係に「定着」するようにするにはどうしたらいいか。
いくつかの「手立て」を教師は準備していく、、、、。
ーおおた てるあき
P.S.
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TOSSが作成したもの。
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沖縄は紫外線が強いから、2学期最初にテキストを実践した。
「初めて知った内容があった。ビタミンDが必要だったということを知った。紫外線に気をつけていく」などの感想があった。
テキスト通り進めた。20分ほどでできる。
小学校4年~となっている。テキストの右上を切り取れば生徒のプライドを傷つけずに授業できる。
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太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定四段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。