From:太田輝昭
書斎より、、、
2学期がスタートして1週間ほど経った。
あなたの学級の出だしは上手くいっただろうか。
「4月の学級のルール、授業のルールを早く取り戻すこと」が子どもの「安定」につながる。
一つ一つ、確認しながら「躾け」ていく。
さて、
子どもが伸びる「システム」
と伸びない「システム」がある。
伸びる「システム」は、
第一に
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子どもの活動が多い
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ということ。
教師の活動が多ければ多いほど、子どもは伸びない。
退屈する。
お利口は、じ~と教師の話を聞く。
それがよいことだと思っているからである。
やんちゃはしゃべりだす。
自閉スペクトラムの子どもは、「自分の世界に入っている」。
(おとなしくしているが、、、)
教師の活動が多い典型的な例は、以下がある。
①教師の話が長い。
②黒板に教師がビッシリ書く。
(子どもが伸びる板書は、子どもがビッシリと書いている)
教師の活動が多くなると、子どもの活動量が減っていく。
教師の黒板を写すだけのつまらない授業になっていく。
子どもの活動を多くすることが第一のポイントである。
伸びる「システム」、
第二に
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教師の「片々の技術」が入っている。
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例えば、
①子どものノートがきれい。
定規が使われている。
ゆったり書かれている。
算数では、「消しゴム」を使わない。
間違えば、×と書かれている。
②子どものノートを1時間に1回、教師がチェックする。
教壇にもってこさせる。
③できない子に、そっと、薄くなぞって答えを教える。
④教師の指示が短い。
15秒以内。
⑤子どもに声を出させている。
・・・・
45分、50分の授業を
5分~10分のパーツで組み立てられている。
1つのパーツに「教師の片々」の技術が入っている。
「片々の技術」は学ばないと分からない。
「システム」があるから、
子どもは自動的に動いていく。
教師の活動は減っていき、
子どもが主体的に学んでいる状態になる。
だから、子どもは伸びていく。
ーおおた てるあき
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太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。