ポイントを押さえた不登校対応

From:稲嶺保

 

 

 

昨日の日本対南アフリカ戦。
残念な結果だった。
 
アジアで初開催の
ラグビーW杯。
 
ということで、
テレビの前に座る時間が長い。
 
「j-sportsで全試合放送。」
を知り、
スカパーの契約をした。
(恐らく、世の中にたくさんいるはず、、)
 
日本の試合は終わったが、
まだ、準決勝、決勝がある。
楽しみが続く。
 
そんなことを考えながら、
もちろん今日も、、、
 
日本戦。
南アフリカは「力勝負」にこだわった。
 
日本のフォワードは
「ウィークポイント」
ではない。
 
南アフリカのフォワードが
「ストロングポイント」
なのである。
 
自分たちの
「一番の強み」
を生かしきって勝った。
 
しっかりと
ポイントを押さえての
試合展開だった。
 
ポイントをおさえることは、
大切である。
 
不登校の対応。
ポイントを間違えると
取り返しのつかないことになる。
 
先週、定期購読している
「TOSS特別支援教育誌No.13」
が届いた。
 
その特集が
「不登校の子どもたちを
 どのように理解して関わるか(基礎編)」
であった。
 
長崎県立こども医療福祉センターの
小柳憲司ドクター
の講座を丸ごと掲載している。
 
なんと全22ページ。
その内容の小見出しは、
「子どもを取り囲むさまざまな要因が絡み合う不登校」
「不登校の発現に関わる3つの因子」
「ストレス耐性をつくる自己肯定感と安心感」
「2つのタイプの不登校についてどう関わるか?」
「不登校の改善に不可欠な心のエネルギー」
「不登校の経過とその対応」
「学校復帰に向けて」
である。
 
その中から一つ引用する。
 
「2つのタイプの不登校にどう関わるか?」
 
 まず一つ目は「過剰適応型」といって、もともとは自己肯定感と安心感が育っていたけど、何かのきっかけで落ちてしまった子どもです。そういう子どもは「もともと頑張れる力はある」ので、焦らず見守りながら回復を待つことができます。
 2つ目は「未熟型」です。このタイプの子どもは、もともと頑張ることが身に付いていません。自己肯定感や安心感が十分身に付いていない子どもです。そういった子どもは、放置していても身に付かないし回復しないので。そのため、その子には積極的に関わり、行動をうながしいかないといけません。学校に行けない子どもに、「ちょっと、そっとしておきましょう。」という対応をすることがありますが、このタイプの子どもにはできるだけ足しげく通って「学校に行ってみようか」と引っ張っていくことが必要になります。
 
もともと「頑張れる力」を持っているのか、どうか
が「支援」のポイントになっている。
 
その視点を持っていると、
事前の情報収集で
一つのポイントが生まれる。
 
それをもとに
「対応方法」
をたてることができる。
 
不登校の対応。
どうしても長期的な視点が欠けてしまう。
 
行きあたりばったり
である。
 
十数年前は
家族の了解も得て、
部屋で寝ていた子を
肩にかついで連れて行ったこともある。
 
だからこそ、
指導のポイントを
しっかり押さえることが大切である。
 
今回のこの論文だけでも
読む価値がある。
 
さらに、
「不登校にさせない!
 学年別 子供の登校しぶりを、こう解決する!」
の特集もある。
 
「不登校対応のバイブル」
になる一冊である。
 
PS
ちなみに次号No。14では、
小柳ドクターの
「実践編」
の紹介が予定されている。
 
こちらも購入したい書籍である。
(定期購読なのでもちろん届くのだが、、)
 
さらにPS
忘れていました。
この書籍は以下から注文可能です。
 
確認すると
No.1から購入可能になっている。
私も持っているが、
「揃えて損のない冊子」
である。
もちろん、「定期購読」もおススメする。
 

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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