トラブルは起こるもの

 

From:太田輝昭

 

残波岬のホテルより、、、、、

 

夏休みの最後の週末。

昨日は、平良こずえさんのライブ、

ビンゴゲーム

花火

があり、家族ずれが多くとても盛り上がっていた。

 

さて、

あなたの勤務校は、新学期が始まっただろうか。

 

 

私の勤務校は、今週末の木曜日から2学期が始まる。

私は、副担任だが、

心持ちは「担任」のつもりで生徒と接している。

 

「担任」とよく会話して、「担任」と飲み会にも行く。

もちろん「信頼関係」作りだ。

 

小学校と違って、中学高校の大きな違いは、

「複数名で生徒を見ていること」だろう。

 

「教師間」の「信頼関係」はとても重要なことである。

 

 

2学期は、

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さまざまなトラブルが発生する。

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これは「人が成長する」ために欠かせないものであり、

「トラブルがあって当たり前」だ。

 

成長段階にいる子どもであり、

「トラブル」を乗り越えてこそ成長がある。

 

「トラブル」は大きく2つ。

①人間関係

②勉強につまずく

この2つだ。

 

人間関係のトラブルは、

「マイナス言葉」と「マイナス行動」から発生する。

 

「トラブルの原因は何か。どのようなマイナス言葉、行動があったのか」

「どこが良くなかったのか」

「自分の足りない所は何なのか」

生徒が自覚し、改善するところに成長がある。

 

2学期、1学期の「見えないほころび」から

「問題」が発生することもある。

 

 

これは、改善できない部分まで浸透してしまうこともある。

大きな原因は、「教師の学び不足」から発生する。

手遅れの場合、教師の配置換えも必要なこともある、、、、。

 

トラブルのもう一つ、

「勉強のつまづき」である。

 

 

「勉強が楽しくないと子どもは勉強しない」

これは、教師側に問題があ場合が多い。

 

例えば、

「一時一事の原則」をやっていない場合も

子供は荒れる。

 

混乱するからだ。

 

向山洋一氏の『新版 授業の腕を上げる法則』学芸みらい社

「一時一事の原則」について、

次のように書かれている。

 

 

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一時に一事を指示せよ。

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子どもたちに指示を与える時の基本原則である。

 

同じ時に、二つも三つもの指示を与えてはいけない。

 

朝礼時に「今週の目標」を示すことがある。

例えば、「晴れた日は外で遊ぼう」というような目標である。

 

これに、付け足しをすることがある。

「チャイムが鳴ったらすぐに席に着こう」というような目標である。

 

田園調布地区で、全校児童に目標を与えた時の児童の反応を調査したことがある。

朝礼が終了して教室に帰った時「今週の目標は何か」と聞いた。

 

目標が一つの時は、八割を超える子供が覚えていた。

しかし、目標が二つになった時に、二つの目標を言えた子は三割以下だった。

聞いた直後にこれである。

 

これが一週間も経つと、「二つの目標」の場合は、ほとんどが忘れさられる。

もちろん、この種の訓練を重ねれば、よく覚えているようになるだろう。

 

しかし、今言いたいのはそのようなことではない。

進学意欲の高い田園調布地区の子供たちでさえ、「二つの目標」を与えられると「覚えていられない」のである。

 

よく、同時にいくつもの指示を与えている人がいる。

「ノートに漢字の練習をしてね。終わったら先生の机に出して、本を読んでいるのよ。その前に自分のロッカーを整頓してね。・・・・」

 

気のはやい子が、ノートを出して漢字を書き出す。

すかさず、教師の叱声が飛ぶ。「自分のロッカーを整とんしてからと言ったでしょう。よく聞いてなさい。」

 

これは教師がわるい。

子供を叱るべきではない。

思いつくままにダラダラと指示を与えた教師こそ責められるべきである。

 

この場合、全員にロッカーを整とんさせ、それを確かめてから次の指示を出すべきだったのだ。

たくさん指示をするのならせめて、黒板に指示内容を順番に書いてやることぐらいは必要である。

 

「一時に一事を指示する」という原則は、教師の世界に伝えられてきたものだが、どうやら教師の世界だけのことではないらしい。

 

次のような言葉が伝わっているからである。

ーーーーーーーーーー

事を成しとげる秘訣は、一時に、ただ一事を成すにあり。   リンカーン

ーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

ナポレオンの天才の秘訣は、一定時に、一定事件に向かって、注意力を集中する点にあった。ブーリエンヌ

ーーーーーーーーーー

一時一事の原則は、力を分散させず、一点に集中することで成しとげるという闘いの原則にも共通する。

 

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向山洋一氏の『新版 授業の腕を上げる法則』学芸みらい社

を何度と読むべきだ。

 

そして、十原則を身に付けるべきだ。




ーおおた てるあき

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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