特別支援 まず無駄をへらす

From:稲嶺保

 

 

 

本日、敬老の日。
東京で朝を迎える。
たまたま宿泊した駅。
  
どこかで見た駅名。
少しだけテンションアップ。
ホテルでも、
もちろん、湯船へ、、、
 
昨日は、
小野隆行先生の
特別支援のセミナーへ。
 
一つの講座
先生方が教室で困っていることトップ10を
サッとスッキリと小野隆行が解決!
 
その中で
困っていることが以下。
 
1 こだわりが強い子
2 乱暴な行いをする子
3 暴言を吐く子
4 先生の指示に従わない子
5 何事にも時間がかかる子
6 書くことが苦手な子
7 負けや失敗を認められない子
8 学習意欲がない子
9 授業中、口をはさむ子
10 ずっとしゃべりっぱなしの子
 
小野先生が子役として
その子を演じる。
 
幸運にも子役として、
間近で見ることができた。
 
子役になると
見えることがある。
 
1人の子(子役)
が暴走を始めると
教師の指示が入らない。
 
しかも、
楽しさも感じてしまう。
 
暴走が始まる前に
対応しなければならない。
 
いくつもの対応
があった。
一番強調されていたのが
「無駄な情報をへらす」
特に
「音数をへらす」
ことであった。
 
教師(私も含め)は
しゃべりすぎる。
知らず知らず
無駄な言葉を発する。
 
「子どもの発言をくり返す」
時には必要であるが、
周りに聞こえているのであれば、
無駄になってしまう。
 
教師の話す際のくせ
「えー」
とか
「あー」
も無駄な情報であり、
気になって授業に集中できない。
  
無駄な情報は
「音」以外にも存在する。
 
教科書の情報。
算数ならば
矢印や□倍など
ごちゃごちゃした図がある。
 
そんな図も
必要な情報以外を
「指で隠させる」
ことで情報が限定させる。
 
それ以外にも
様々な
「無駄な情報」
が存在する。
それらをへらす(けずる)ことが
配慮を要する子に
必要である。
 
まず、何から始めるか
自分の声を聞く。
授業の開始5分を
ボイスレコーダーで
録音する。
 
それを聞いてみる。
ほとんどの人は
驚くはずである。
自分の耳にしていた声と
違うのである。
 
そこから無駄を見つける。
無駄な音。
「えー」
「あー」
文末の声の弱さ。
注目させようと発する大きな声。
 
その無駄を意識することから
始まる。
 
ちなみに、
上記の無駄な音は、
私のものである。
 
まだまだ無駄が多い。

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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