学級を安定させるのは〇〇

 From:稲嶺保

  

 

家庭訪問2日目。
今日は、2世帯のみ。
2時40分に出発し、3時10分に帰校。
フリーの時間である。
早速、できる仕事を始める。
帰校する車中から段取りをつける。
①保護者へ連絡
②緊急連絡先の入力
③資料のスキャン
②の仕事が細かい。
緊急連絡先を
「各家庭3人×32世帯」
入力しなければならない。
時間がかかるので、こんな日に行う。
①~③までの仕事を終えて、
「4時15分」
どうする?
 
 
私は迷わず帰る(年休処理)
昨日の「清明祭」で体が重い
月曜日、週の始まりである。
ここで、少しでも身体を休めておく。
(年齢的にも、しんどいので・・・)
自宅に戻り、一番風呂。
湯船でゆっくりブログの内容を考えていた。
 
3週目に入り、
少しずつ発表ができるようになってきた。
健康診断前、10分程時間が空いた。
何もしなければ、おしゃべりで騒がしくなる。
そこで、
「金・土・日で楽しかったこと、うれしかったこと、苦しかったこと
 何でもいいから発表します。」
ここだけで終わると、
「発表できる子」だけの発表になる。
付け加える。
 
「時間が余ったら、算数の問題を行いますね。」
ヤンチャ君のスイッチが入る。
どうにか時間を稼ごうと、
「先生、2回目発表してもいいですか」(みんなが発表したらね)
「〇〇さんが、まだ発表していないと思います」
 
それでも、発表しない強者がいる。
そこで、二の手を出す。
「まだ、発表していない人は上手な人でしょうから、
 長く発表してもらいましょうね」
すると数人が立ち上がる。
内容は、簡単なことである。
「バスケの大会で勝って、シード権を獲得しました」
「公園で〇〇さんと遊びました」
「ゲームをしていました」
今回は、内容よりも「発表すること」に価値がある。
発言耐性を付けるのである。
「みんなの前で発表することが当たり前」
になるための一歩である。
 
このような発表する機会を
様々な教科で確保していく。
国語、社会、算数は、もちろん。
家庭科や体育、総合、道徳でも
つくりだしていく。
何度もくりかえし経験することで
「発言耐性」
が身に付いていく。
いきなり「発表しなさい」では、できない。
しっかりとして、準備が必要である。
 
これらは、
「授業力」と呼ばれる。(対応力でもあるかな)
「授業力」を高めることで「授業が安定」する。
授業が安定すれば、学級も安定する。
学校で過ごす時間の7割は授業である。
その時間の安定が、学級を安定させる。
 
「授業を安定させる」ためには、
よい実践の「情報」が必要である。
以前、紹介した「追試」がよい。
〇〇先生が上手く言った方法を
「そっくりそのままやってみる」
ことである。
それで、上手くいくこともあるが、
時々、上手くいかないことがある。
 
その原因が「授業力」である。
子どもへの目線
指示、発問の仕方
場面に応じた子ども対応
など、本で読むだけでは難しい。
人前で
やってみること、
恥をかくことで、
初めて身につけることができる。
それができるのがサークルである。
まずは、「実践を体感する」ことから始める。
 
次に、自分の実践を見てもらう。
「授業」でもよい。
「学級通信」でもよい。
自分の実践を見てもらう。
 
そこから、「模擬授業」に挑戦である。
最初は、「こんなふうにやりたい」でよい。
それがあれば、サークルのメンバーが
「模擬授業」を行うはずである。
それを見ながら真似てもいい。
できそうなら、自分もやってみてもいい。
それが「授業力」を高めてくれる。
① サークルで実践
② 教室で実践
「①→②→①→②→・・・」
と続けていくことで、「授業力」を高めることができる。
 
「授業力」 
センスがあれば、すでに持っているのかもしれない。
ただ、私のような「凡人」にとっては、
「続けること」でしか身につけられないものである。

「学び」を一度、止めてしまうとすぐに逃げて行ってしまうものである。 

 

 
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~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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