90%の子どもが勉強嫌い?

 

From:太田輝昭

 

書斎より、、、

 

4月に新しい学校に赴任して、1か月あまりが経った。

 

そんな時に、総合的な学習の時間で、

高校3年生の副担任なので、

副担任のクラスに1時間、入ることになった。

 

その授業は、

「志望理由書」の書き方

「自己PR文」の書き方

であった。

 

3年生なので、「進路」を決定する年である。

 

どのように書かせるか?

 

以前、全国のTOSSの高校の先生と

「小論文の書かせ方」みたいなタイトルの本を出版しようと計画したことがある。

先行実践をあたり、「小論文の型」を示して書かせることの授業案を提示した。

(本の出版は実現できなかったが、、、)

 

結構、たくさんの本を読んで、案を書いた。

 

大学の先生は、受験生の何を見ているのか。

 

ずばり

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この生徒に「根っこ」があるのか、ないのか。

********

 

その分野に対して、

「強烈に求める」「強烈に学びたい」と考えている生徒か否か。

 

論文を見ると、すぐ見抜くことができる。

・どこまで考えているのか。

・どこまで深いのか。

・論、事実(小論文)や熱意(志望理由書)が書けているか。

 

ご存知のように、

今後、大学入試が変わろうとしている。

 

改革の一つとして、

より「日常の活動」が評価される。

 

「ある分野に突っ込んで追求している」ことが求められる。

 

「ある分野に突っ込んでいるか」は論文を見れば分かる。

 

 

そんなおり、

生徒が何を考えているのか授業後、調査した。

 

調査といっても、掃除時間に、女子生徒に聞いた。

「勉強が好きか、嫌いか。」

 

そこにいた女子生徒、皆、口調強く

「嫌い!!」と言った。

 

「面白くない!」と、、、、。

 

前赴任の学校は仕方がないとしても、

今の学校でも、、、、、。

愕然!

 

 

勉強が楽しくないということは、

進んで、ある分野を追求しないということ。

 

毎日の授業が楽しくないんだな。

 

現勤務校がこのようだから、

90%くらいの子どもは

「勉強嫌い」なんだなと推測する。

 

「授業は楽しい!」「勉強は楽しい!」と思わせることがキワメテ重要。

 

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深い「根っこを育てる」授業

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深く、深く、追求したくなる授業。

そんな授業が必要。

 

保健の授業、4月からまだ3時間(週1回なので)しかやっていないが、

前時間に書かせた生徒の授業感想。

 

 

 

 

 

 

 

※今年は、2年生、2単元の「性教育」からではなく、3単元の「社会生活と健康」から授業を進めている。

 

生徒に「根っこ」を入れる授業を1年間、やっていく。

※やはり授業には「教育技術」が必要。

 

 

 


 

ーおおた てるあき

 

 

P.S.

12日の土曜日、「魔の6月セミナー」を開催した。

「算数授業の微細技術」について、

戸村先生に語っていただいた。

 

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「微細技術」なくして、子どもを夢中にさせられない

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T-timeにセミナー動画を近々、アップする。

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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