夏休み明け初日は〇〇を保つ

From:稲嶺保

 

 

 

昨日は、
元同僚との飲み会。
 
近所の居酒屋に
歩いて向かう。
友人から届いた
「日本酒」
を持って。
 
店員さんにお願いする。
「これを冷やしてもらえますか。」
 
困ったような顔をしていたが、
「探してみます。」
と隣の店舗へ。
 
1分と経たないうちに
「これで、どうですか?」
と入れ物を持ってきてくれた。
 
「バッチリです。」
「よかった。」
と笑顔で対応してくれた。
 
この笑顔があるから、
また来ようと思う。
 
今日は、お酒が残っているので
一日自宅で過ごす。
夜はもちろん、湯船へ、、、
 
先週末、
片桐先生のサークルへ参加。
 
事前にMLで
「二学期開きの5つのポイント」
というテーマが出されていた。
 
その中の一番目が
 
「笑顔で帰す」
であった。
 
居酒屋の店員と同じである。
 
この「笑顔で帰す」をもとに
「初日」をイメージする。
ちなみに勤務校は明日スタート。
 
①朝の時間
 
30日の休み明けである。
リズムの崩れている子が
「2割」
は少なくともいるはずである。
 
だからこそ、
「担任が明るく笑顔」
である。
少しテンションを上げる。
 
「〇〇さん、おはよう。」
 
もちろん、
あいさつを返さない子もいる。
それは、「流す」。
 
廊下の長テーブルで
迎える。
おそらく7時50分あたりから
「夏休みお話し大会」
が始まるはずである。
 
話したいことが山ほどある。
旅行に行ったこと。
食べに行ったこと。
お泊りしたこと。
 
ここで担任の仕事は
「驚く」
ことである。
ただ、全員の話を聞くことは難しい。
それは、②へ。
 
朝の挨拶を済ませると体育館へ。
朝会である。
そこでの担任の仕事は、
「ほめる材料」
を探すこと。
姿勢や話し手へおへせを向ける
「こうしてほしい」
行動(行為)を見つけ、
教室に戻ってほめる。
よい行動を強化していく。
 
②授業
 
1時間目
まず、4月と同じ
「学校に来る目的」
を話す。
そこには、
夏休み前のエピソードを入れたい。
「ひき算のブリッジができるよになった。」
「ノートの文字が丁寧になった。」
「素直に謝ることができるようになった。」
ここでもやはり、
「こうしてほしい」
行動を「できるようになったこと」として
伝える。
 
その後、先ほどの
「夏休みお話し大会」
である。
まず、短く一文で話させる。
中には、話すのが苦手な子がいる。
それでもいい。
そんな子には、
「内緒です。」
と話させている。
 
一通り発表した後、
「誰の話を詳しく聞きたいですか。」
で確認する。
みんなから指名されると
「自信」
「強制力」
が働くので発表する。
そして、
「夏休みのできごと」
として、作文を書かせる。
 
2時間目以降の授業。
もちろん、楽しいことをする。
ただ、「楽しいこと」だけではダメである。
 
夏休み前の
「授業モード」
に戻しながらの
「楽しいこと」
である。
 
だから、
国語は
「漢字スキル」からスタート。
体育は、
「プールの入水指導」からスタート。
算数は、
「百玉そろばん」からスタート
である。
楽しみながら
「授業モード」に戻していく。
 
③宿題
夏休みの宿題。
おそらく、
持参した→6割
忘れた→2割
やっていない→2割
ぐらいだろうか。
 
そこも詰めてしまうと
「笑顔で帰宅」
が難しい。
だから、
「時間」を与える。
 
「〇曜日に夏休みの作品発表会をします。
 その時までに持ってきなさい。」
 
こうすれば、
「やらなければいけない」
と自然に圧がかかる。
 
 
いよいよ
夏休みが明ける。
夏休み中に
東京でのセミナー
サークルでの模擬授業
授業技量検定受験
など、学ぶことができた。
本も週刊誌、マンガも含め
50冊以上読破した。
 
向山先生の言葉
「子どもの事実」
「教師の腹の底からの実感」
を求め、教壇に立つ。
もちろん、
「笑顔」を保ちながら、、、
 
PS
やっぱり人前に立つと
力がつく。
 
県外に行くとよく
「スピーチ」
がある。
懇親会の場がほとんど。
しっかりした「声」でないと
聞いてもらえない。
「場数」が必要である。
 
それは、授業も同じである。
人前で授業をする。
「研究授業」もいい。
ただ、年に数回である。
それに近い場がサークルである。
慣れてきたころに、
ほんのちょっと前に立つ。
 
音読をさせる。
問いを出す。
 
それが力になる。
ぜひ、サークルにご参加ください。
【9月のサークル】
9月14日(土)10時~12時
沖縄市社会福祉センター2階
 
 
さらにPS
ブログの写真はチャレラン。
以前、片桐先生のサークルで紹介されたもの。
これを、
「暑中見舞い」
に貼り付けて送付した。
「夏休み明けにやるので、練習しててください。」
これも、
授業のどこかで入れなければ、、、
夏休み明け
「チャレラン」文化を
学級に取り入れる。

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)