上機嫌を保つから楽しい

From:稲嶺保

 

 

「お母さん」
「お父さん」
教室にいるとよく間違われる。
 
先日は、
「おばあちゃん」
と呼ばれた。
・・・・・
と一瞬の静寂の後、
大爆笑であった。
 
担任して11か月目。
少しずつ、調子に乗ってくる。(2年生でも)
 
「保おじさん」
なんて、呼んでくる。
なかには、
「たもちゃん」
と呼ぶ女子も、、、
(ちなみに8歳である)
場面は使い分けているので、
休み時間だけである。
(そこは賢い)
まぁ、授業中に口が滑ると
「雷」が落ちるからだろう、、、
 
月曜日、やっぱり体が重い。
もちろん、湯船へ、、、
 
『上機嫌の作法』
斎藤孝氏の著書である。
その中から。
 
「教育者の立場として人前に立つからには、相手にこちらのいうことを聞く気にさせなければならない、そのためには、常に上機嫌であることが肝要だと考えたのです。そして、気分の波を制御し、いつでも上機嫌モードで人に接することを自分に習慣づけるようになったのです。」
 
「ですから、私は意図的に“上機嫌をやっている”のです。」
 
「上機嫌=笑顔」
だと考える。
 
昨年末、山口の合宿に参加した。
その時、講師の河田孝文氏から
「稲嶺君、2年生やろ。
 もっとテンション高く。明るくいかな。
 そんな怖い顔でやったらだめ。(文責:稲嶺)」
 
10か月もたつと
教師にも「慣れ」が生まれる。
教師の「笑顔」も少なくなる。
「できて当たり前」という気持ち、
「もっとできる」という気持ち、
があり、なかなかほめ言葉も出なくなる。
 
子どもは敏感である。
教師の「機嫌」の上下とともに
子どもの「機嫌」も上下する。
 
授業中に突発的なことが起こる。
「朝から、なぜか取り組まない。」
「休み時間のトラブル」
それを乗り越えて、
「上機嫌」
を保つことが学級経営で重要である。
 
社会科で有名な有田和正氏は、
子供たちにこう話している。
 
「みんな、笑え。
 楽しいから笑うんじゃない。
 笑うから楽しんだ。」
 
これも「上機嫌」である。
自分の表情から「上機嫌」を作り出す。
 
谷和樹教授(玉川大学)が
「向山型統率力」として、以下の3つを示している。
1 笑顔を保て
2 システムをつくれ
3 上に立て
 
1番目が「笑顔」である。
しかも、「保つ」である。
子どもと接する時間
(職員室でも)
ずっと笑顔を保つ、上機嫌でいることである。
 
なかなか難しい。
でも、考えてみると
「荒れた教室」では、
教師の「笑顔」は見られない。
顔が引きつってしまう。
だからこそ、
「笑顔を保て」
であるし、
「上機嫌でいること」
が大切である。
 
今回のブログは、
自分自身に向けて書いている。
なかなか
「笑顔」
を保てない。
「上機嫌」
を維持できない。
まだまだ、修業中である。
 
上機嫌を味方にしなければ、、、
 
PS
今回、紹介した谷和樹教授が
今月末、来沖される。
谷和樹氏に出会ってほしい。
常に笑顔である。
(ブログ写真の4人とも笑顔である)
また、
「授業が上達する 教師のベーシックスキル」
の講座も担当される。
「笑顔」
「目線」
など、教師が身に付けるべきスキルについて話される。
今回のセミナーは
東京、千葉、山口、熊本から4人の講師を迎える。
それぞれの講座がある。(午前、午後)
それでいて、
「無料」
なのである。
「ただより高いものはない。」
と聞いたことがあるが、
今回の無料は「高い」。
その価値が高い。
教師力を伸ばすための価値がである。
ぜひ、お申込みください。
いくつか特典も用意しています。
お申し込みは以下より。
 

 

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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