「すぐれた教材」を使うのもプロの腕。


 

From:太田輝昭

 

運動の不器用な子は、学級に必ず1人~3名ほどいる。

 

不器用な子は、なにかとできないから、「運動嫌!」となってしまう。

(発達障がい児に多い)

 

「友達はできるのに、何で、、、、僕だけ、、、、」

これらの傾向は、小学校入学時から発生する。

 

人間は比較能力がある。

他人と比べてしまうという特徴である。

 

友達と比べて、できない、できるで判断してしまう。

 

比べてできないから、「僕は運動苦手!」と自己暗示をかけてしまう。

 

「運動は苦手、嫌!」と暗示をかけた子は、その通りの「運動嫌い」となってしまう。

 

これは人間の本能的なもの、、、、

 

 

そこで、重要なのが教育。

 

教師はそんな子をどうする?

 

 

そうだ。

勘所がいい先生ならこう答える。

 

********

①ほめる。励ます。

②スモールステップで、できるようにする。

********

 

ほぼ、これが教師の仕事。

 

できない子が一生懸命頑張っている姿を「愛おしいという気持ち」。

「人間としての美しさ」を感じる教師。

 

教師ならこの感覚をもっているはず、、、、。

 

 

できない子は、主に、「手と足の協応動作」が苦手。

ケンパーをやってみればいい。

 

ケンケンパー、ケンケンパー、

ケンケンパ―、ケンケンパー、ケンケンケンケンケンケンパー

ケンパー、ケンパー、ケンケンパー

ケンパー、ケンパー、ケンケンケンパー

ケンケンパー、ケンケンパー、ケンケンケンケンケンケンパー

 

できない子は、リズムがグチャグチャになる。

ケンかパ―で頭が混乱してできなくなる。

 

子どもの実態がすぐ分かる。

「子どもの観る目」としてプロとして知っておく技術である。

 

 

 

さて、さて、、、、、

 

できない子をできるようにするにはどうしたらいいか。

「ほんの少しの成長をほめる」ということは重要。

 

さらに、できるようにするために、「すぐれた教材を使う」という方法がある。

 

 

すぐれた教材は、「できない子への配慮」がされている。

 

例えば、「スーパーとびなわ」。

 

①グリップが長いので、持ちやすい。回しやすい。

②輪がもつれない。(もつれない工夫がされている)

 

(日本体育大学の先生、木の専門家、なわとびを研究している人の意見も取り入れられたすぐれもの。)

 

協応動作が苦手な子は、「縄跳び」ができない。

手とジャンプのリズムが作れないからだ。

 

マタギ越しから、、

二重とびへのステップ、、、、

 

なわを持たずに、手拍子でする、

足の体側を手で叩いて拍子をとるという方法もある。

 

手の拍子と足のリズムがあってきたら、なわを持たせてさせるというステップを踏む、、、

 

少しずつ、ハードルを上げていく。

 

できるたびにほめて上げる、、、

 

さらに「スーパーとびなわ」は「なわとび級表A、B」がついている。

 

「子どもが自分で次のステップにチャレンジしていく」というステップが刻まれている。

 

できる子は、次のステップに次々にチャレンジしていく。

 

運動量もハンパない。

汗びっしょりになる。

 

「すぐれた教材」を使うのも、プロの腕である。

 

 

 

ー太田輝昭

 

 

 

P.S.

「スーパーとびなわ」は、中学校・高校で、部活動でも取り入れられている。

 

「なわとび」は運動効果が高いと言われている。

①リズム感を養う。

②手首、腕を鍛える。

③持久力を鍛える。

などである。

 

特に、スポーツは「リズム感」が大切。

体育の時間でも部活動でも「なわとび」は効果的。

 

「スーパーとびなわ」はこちらから。

 http://www.tiotoss.jp/products/detail.php?product_id=7

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数  H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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