学習意欲を高める鍛え方

From:稲嶺保

 

三連休の楽しみは、
「New パソコン」である。
 
前PCが立ち上がらくなったのが
数か月前。
ネット情報を頼りに、
修理にチャレンジ。
何とか復活。
 
しかし、何度か、似たような症状が出てヒヤヒヤ、、、
そこで、購入となった。(ボーナス頼りです、、)
 
何を買おうか迷ったが、
今回、初の「組み立てPC」を購入。
何もわからなかったが、
兄の紹介で
「高校の先輩」から購入できることになった。
やっぱり、「人」である。
 
注文翌日には、完成。
3連休初日から作業に取りかかれることになった。
 
そして、9割がた作業を終えた。
まだまだ、慣れていないが長い付き合いになりそうである。
明日の仕事に備えて、湯船へ、、、
 
野口芳宏氏の
「授業で鍛える」
を読んだ。
次のようなエピソードが紹介されている。
 
ーーーーーーーーーーー
 五年生の光男君は、いわゆる成績不振児だった。体育に関しては、万能と言ってよいほど抜群の実力を持っているのに、他の教科になると、まことに生彩がなかった。ノートもろくにとらないし、いわんや挙手するなどということなど、まず皆無と言ってよい。
 その光男君が、社会科に興味を示し、めきめきと力をつけていった。挙手はする。発言もする。調べてもくる。
 クラスの友だちが光男君を見る目が違ってきた。
 「光男君は、社会科が得意だ。」
 「光男君の社会科の力はすごい。」
ということになってきた。
ーーーーーーーーーーー
この後、光男君は他教科でも伸びを見せ、学級委員としても活躍するようになった。
 
このきっかけは、何だったのか。
教師の一言である。
 
「光男君、君には社会科の素質があるぞ」
 
というたった一言をきっかけに、
彼は変わり始める。
 
以前、担任した子を思いだした。
おとなしい男子。
優しいが前に出ること、発表することが苦手だった。
彼が、
「朝の発声」担当になった。
毎朝、「話す・聞くスキル」をリードして読む。
最初は声が小さかったが、
だんだん後ろまで届く声になってきた。
 
「A君の声がよくなった。」
「発声といえばA君。」
と声をかける。
8か月後の学級委員立候補で
A君が自分から立ったのである。
もちろん、学級委員の経験なし。
それでも、挑戦できたのは自信である。
「やればできる」
を自分で示してきた。
そこからの変化である。
 
「教師の言葉」は重い。
子どもをよい方へ変える力もあれば、
その逆もある。
だからこそ、野口先生も
「子どもの学習意欲を高める鍛え方」の第1条として
「子どもをほめる」
を挙げている。
 
TOSS代表の向山洋一氏も
「教えてほめる」
ことが大切であるという。
 
一つの分野で自信を持たせることで、
他の分野でも成長していく。
学級で言えば、
一人の伸びが
周りをけん引していく。
学級が伸びる集団になる。
そんな学級にしたい!
 
PS
今回、PCの設定と並行して
書庫(倉庫を勝手にそう呼んでいる)から
本を移動していた。
すると、紹介した野口芳宏氏の
「授業で鍛える」
がもう一冊でてきた。
せっかくなので、サークルでプレゼントすることにした。
 
今週末(金曜日)にサークルを開催する。
「読んでみたい」と思った人は、ご参加ください。
一番最初に「ほしい」と声を上げた方へ
プレゼントします。
ー稲嶺保ー

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)