From:太田輝昭
書斎より、、、、
先週も分散登校で午前中授業。
来週も、、、
まん延防止等重点措置が延長される見通し。
そんな中、
毎日、ソフトボール部の生徒の「学習会」をオンラインで実施している。
土曜日も日曜日も。
持ち回りで、ユーチューブから「ソフトボールの学び」
を10分程度、メンバーで見て、
「分かったこと、気付いたこと、思ったこと」を言い合いシェアするという会である。
実際に会って練習できないので、
個人練習として、学んだことを「フォーム練習100回」を自己でやるというもの。
結構学びが深まっている、、。
同僚も「いい取り組みだね」と言っている。
さて、さて、、、
今、分散登校であるが、
2年女子はバドミントの授業をしている。
TTで実施しているが、
もう何年前かな?15年くらい前になるかな?
バドミントンの学習カードをノートに貼りつけてあるのを
本棚を整理した時に見つけたので同僚に見せた。
「スキル、細かいですね。
回内、回外って何ですか。」
と質問された。
また、
「ゲームスキルもあるんですね」
と言われた。
そのスキルが次である。
1 フォアハンドの握り
2 バックハンドの握り
3 フォア&バックの握り代え
4 回内、回外ができる
5 傘のようにラケットを立てて、振ることができる
6 内旋、外旋ができる
7 8の字ラケットワーク
8 シャトルリフティング フォア連続10回
9 シャトルリフティング バック連続10回
10 シャトルリフティング フォア&バック連続10回
11 シャトル拾い
12 シャトルキャッチ
13 フォアでの回内、内旋の振りができる
14 バックでの回内、外旋の振りができる
15 オーバーヘッド(フォア)の振りができる
16オーバーヘッド(バック)の振りができる
17オーバーヘッド(フォア)で打つことができる
18 オーバーヘッド(バック)で打つことができる
・
・
・
36
まである。
これでも荒いと思っている。
これを「細分化の原則」という。
このように細分化して、一つ一つ身につけさせていく。
これらはすべてスモールステップになっている。
「できた!」「できた!」「できた!」・・
と成功体験を積みながら、自己肯定感を高めて
できるようにさせていく、、、。
これらのことは他の分野にも応用できる。
やってみては、、、。
ーおおた てるあき
P.S.
冬の授業技量検定セミナー(DEF表)
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https://toss-okinawa.jimdofree.com
P.P.S.
『教育トークライン』
80ページにわたる優れた授業実践が掲載されている。
QRコードから動画も見ることができる。
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太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定五段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。