3つの準備で家庭訪問を快適に

From:稲嶺保

 

 

 

本日より家庭訪問。
8件訪問。
アップダウンの少ない道なので、
毎年、移動は
「自転車」
を利用。
会話時間15分として、
移動時間60分ほど。
結構、走った。
心地よい疲れ。
もちろん、湯船へ、、、
 
家庭訪問
個人面談
が苦手。
 
何を話していいか
わからない。
気まずい沈黙に
耐えられない。
 
そんなことはないだろうか。
以前の私はそうだった。
 
最近は、
以前よりも気持ちよく
訪問することができる。
 
その理由は、
訪問前の準備にかかっている。
 
準備1
子どもをほめる材料を準備する。
 
子どもをほめられて
喜ばない保護者はいない。
可能ならば、
実際に見てもらうことができれば
尚良い。
 
私の場合、暗唱をさせる。
保護者の前で、
「いっちょこ」
と言うと、
「いっちょこ
 にんじん・・・」
と自然に暗唱が始まる。
保護者はもちろん喜ぶ。
 
子どものできる姿を伝える。
授業で発表したこと。
係(一人一役)でがんばっていること。
当番でがんばっていること。
を準備して、訪問する。
 
準備2
時間に遅れない。
 
1日8件の訪問。
「遅れるのも仕方ない。」
と思うかもしれない。
しかし、迎える側で考える。
もしかしたら、
仕事をお休みして待っているかもしれない。
仕事を途中で抜けて待っているのかもしれない。
別の用事があるのかもしれない。
 
どのような状況なのかわからない。
その中で、
「時間を守る」
ことは最低条件である。
私は、
「家庭訪問地図」
を毎年、準備する。
その地図に、全家庭の位置を書きこむ。
(Googleのマップを利用)
それを見ながら、
保護者の要望をもとに順番を決める。
遠い時は、
「移動時間」
も設ける。
 
もちろん、遅れそうな時もある。
そんな時は、電話で連絡する。
当たり前のことである。
だからこそ、
私は「自転車」を利用している。
移動距離が長い時、
「駐車場探し」
で時間をとらえ、遅れてしまったことがある。
それを防ぐためにも
晴れた日はいつも自転車を利用している。
 
準備3
伝えたいことをまとめる。
 
私の場合は、
「学級通信」
として事前に配布している。
(プリントが保護者へ届くかの確認もできる)
 
今回は、向山洋一氏の書籍
『どんな子だって「勉強できる子」になれる!』(PHP研究所)
より、引用した。
小見出しだけ紹介する。
家庭学習は
「机に向かう習慣をつける」
「10分×学年」
 
【勉強ができる子】
「返事ができる」
「あいさつができる」
「椅子・靴を揃えられる」
 
【勉強ができる子の共通点】
「テレビやゲームの時間が少ない子ども」
「食事中にテレビを消すと成績が上がる」
「生活体験の豊かな子ども」
 
「伸びる子を育てる秘訣」
・・・これは、書籍をご覧ください。
 
この中から
その子に合わせて、
必要な情報を
紹介する。
もちろん、届かないことも考え、
資料は余分に持っておく。
 
せっかくの家庭訪問。
「お願い」
「指導」
だけでは迎える側もしんどい。
もし、お願いがあれば、
お願い:1
ほめる:9
ぐらいの割合でちょうどいい。
 
PS
もちろん、失敗もあります。
未だに、
「沈黙」も、、、
それでも、
「先生が家に来ること」
を楽しみにしてる子がいる。
そう思ったら、
準備も全然、苦にならない。
と、思いませんか、、、
 

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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