国語「とる」の授業

From:稲嶺保

 

日曜日、PTA作業。
教室内の清掃。
雨天時だからではなく、
「予定通り」だそうだ。
 
高学年なので児童も参加し
「教室」
「廊下」
「学年倉庫」
「理科室廊下」
まで行う。
五世帯が参加し、
どんどん作業を進めていく。
子供が届かない
「窓枠」「空調の汚れ」「液晶の裏側」
まで手が届く。
今週、教室のWAX前清掃の
準備が整った。
 
卒業式まで
残すところ10日。
学習内容
各教科の時数
も問題なし。
 
学習内容も終わり、
「持ち込み教材」
を扱う。
 
国語で扱ったのが
川崎洋の「とる」
 
以下にょうな本文。
 とる  川崎洋
はっけよい すもうとる
こんにちは ぼうしとる
てんどんの でまえとる
セーターの ごみをとる
のらねこの 〇〇〇〇とる
かんごふさん みゃくをとる
〇〇〇〇の ばしょをとる
コーラスの しきをとる
たんじょうび としをとる
りりりりり 〇〇〇〇とる
 
空白を発問しながら進める。
A のらねこの う〇ことる
B のらねこの だいべんとる
C のらねこの けだまとる
D 運動会の ばしょをとる
E お花見の ばしょをとる
F こうえんの ばしょをとる
 
次に「ひく」を示す。(ブログの写真)
「〇〇〇〇〇 かぜをひく」
「〇〇〇〇〇 ピアノひく」
「〇〇〇〇〇 つなをひく」
 
これを例文に「ひく」で文づくりを行う。
 
子供たちは楽しそうにつくっていく。
 
G トランプでババをひく
H おみくじで 吉をひく
I リコーダー 曲をひく
J えんぴつで せんをひく
K トラックで ゴミをひく
L おりもので いとをひく
M ひきざんで かずをひく
N じゅうにじに しおがひく
O コーヒーの まめをひく
P ひとまずは ここをひく
Q あぶないと いっぽひく
 
ぴか一によかったのが
R しゃっくりが ひっくひく
 
目立たない子だが、一躍ヒーローになった。
 
このような実践は
私が考えたわけではない。
「追試」
である。
ある先生の実践を
そのまま行ったのである。
 
このような授業を追試することで
授業の組み立てを学び、
いつか自分の実践を生み出すための
ステップにする。
 
多くの先生方の実践を知るのには
そんな意味がある。
自己流(我流とも呼ばれる)は
自分が子供の頃
「教えられてきた方法」
である。
そこから脱却するためにも
「追試」
は大切である。
 
PS
4月、子供たちとの出逢いの三日間を
「黄金の三日間」
と呼ぶ。
その三日間で一年のほぼ8割は決まる、
そう言われるほど重要な時間である。
その三日間の実践にも
「追試」できる内容がある。
それを学ぶセミナーが今週末、開催される。
山口県から講師を迎え
しかも、ZOOMで開催する。
自宅でも、
会場でも、学ぶことができる。
会場でもZOOMでの視聴だが、
せっかくのなので、
「特別講座」を準備する予定である。
そちらもご期待ください。
 
申し込みはこちらのページから

 

~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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