勝負焼けした教師への第一ステップ

From:稲嶺保

 

昨日、楽しみが一つ終わった。
 
と大袈裟に言っているが、
「ノーサイドゲーム」
テレビドラマである。
 
でも、面白かった。
恐らく、
「スクールウォーズ世代」
今の40代、50代が
ハマった。
 
少し週末が寂しくなる。
ただ、
まだ、大きな楽しみがある。
ラグビーW杯である。
そんなことを考えながら、、、〇〇へ
 
テレビの話題が続く。
「ノーサイドゲーム」
 
最後の一戦。
最後のワンプレー。
 
浜畑(廣瀬選手)がライン際でパス。
タックルを受けた後、
無理な体勢だったので
膝が、、、
 
自分を殺して、
ボールを生かした
のである。
 
 
高校からラグビーを始めた。
ポジションはロック。
(背番号4と5)
身長の大きな人が多いポジションである。
 
180cmクラスの中、
私の身長は177cm。
 
足も速くない。
瞬発力もない。
力が強いわけでもない。
 
そんな中、
必死で自分の生きる道を探した。
 
華麗なステップでかわせない。
ぶちかまして突破することもできない。
 
そこで見つけたのが、
「ラック」
である。
地面についたボールを
両チームで奪い合う。
ボールを確保するために
頭からどんどん突っ込んでいく。
 
勇気とともに
そこに素早く行くための
コース取りが必要である。
 
足が速ければ問題はない。
遅い人間は
「走るコース」
がポイントになる。
できるだけ早く
そこへ到着しなければならない。
 
100m×60m
のグランド。
どこでラックができるか、
見極める。
 
頭で考えても
できることではない。
身体で覚えるしかない。
だからこそ、
試合に出続ける。
 
夏の合宿。
大分の湯平。
3日間で
20分×11ゲーム。
そのすべてに出場した。
 
試合に出続けることで
その感覚を磨いた。
レギュラーを獲得することができた。
 
教師修業と似ている。
毎日、教壇に立ち続ける。
ただ、
そこに至るまでの過程が違う。
 
指導書を見た教材研究。
教科書の拡大図の準備。
プリントの準備。
 
どれも大切である。
ただ、教師の
「授業力」
は、本を読んだだけでは得られない。
 
緊張する場面での修業
が必要である。
もちろん、
校内の研究授業もいい。
ただ、多くて年1~2回。
「研究授業0」
の年もあり得る。
 
修業に最適の場がある。
「サークル」である。
先日、授業の相談があり、
「児童用の教科書コピーを
 持ってきてください。」
とお願いした。
 
そのコピーを参加者に配り、
「授業したい人?」
と声をかける。
 
 
あなたなら、どうしますか?
 
今回、
「4人」
の先生が授業しました。
参加者7名の小さな場
ですが、
前に立つ勇気は相当なもの。
さっき見た教材を
「授業」
するのです。
 
そんな場を
何度も経験することで
「勝負焼け」
していくのです。
だから、学校の研究授業に
自分から立候補する
ようになるのです。
 
それが、、
修業なのです。
学び続ける教師なのです。
 
PS
サークルは、
希望した人が参加し、
希望した人が前に立って授業する
場所です。
 
だから、
怖いことはありません。
見学でかまいません。
足をお運びください。
 
私のサークルです。
沖縄市社会福祉センター2階で
行っています。
10月5日(土)14時~16時
11月10日(日)10時~12時
 
さらにPS
ラグビーの話にお付き合いいただき
ありがとうございます。
9月20日開幕のラグビーW杯。
楽しみでつい、、、
 
写真は、
W杯の宣伝戦略に見事にはまり、
集めているグッズです。
自宅の冷蔵庫には、
何本ものリボビタンDが、、、

 

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)