激励の原則

 

From:太田輝昭

 

スタバより、、、

 

去年、小学校、中学校の新学習指導要領が公示された。

今年は、高等学校が公示された。

 

すでにご存知のように、新学習指導要領は

「主体的・対話的で深い学びの授業改善」が求められている。

 

今までは、子どもたちは、「主体的」でなかった。

一部の子は「主体的」だったが、「主体的でない子」もたくさんいた。

 

教師は、子ども達が「主体的に学ぶ」ような授業を提供できなかった、、、、。

 

 

ある先生の報告である。

その先生は、年齢も高くなり、学校全体の授業を見る立場になったという。(管理職ではなく)

 

授業を見て回る。

それはごくごく日常的にやっている授業。

 

研究授業、公開授業など、校外からの参観者が来る「特別な授業」ではない。

 

日常的な授業だ。

 

 

それがあまりにもひどい、、、。

 

・教師が板書に一生懸命で、子どもに背を向けている。

背を向けているから、子どもは内職、悪さをし始める。

・説明がやたらと多い。

子どもは退屈している。やんちゃはそっぽを向いている。

優等生だけが先生の話を聞いている。

・教科書の進度が遅い。

授業で教科書が進まないから、宿題となる。

・まじめな優等生だけが宿題をしてくる。

やんちゃな子は宿題をやってこない。

教師の「叱責」が始まる、、、、。

 

といったこんな具合だ。

 

 

ある大学の学生にアンケートをとった。

9割の大学生が答えている。

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学校で子どもたちがほめられているのを見たことはあまりない。

叱られているのは、たくさん見る。

******

 

子ども言うことを聞かないから、

教師は叱るのだ。

 

あなたも経験あるだろう。

叱られたら、やる気がなくなっただろう。

 

子どもにとって、

叱られるから、勉強が楽しくない、主体的にならないのだ。

 

子どもが教師の言うことを聞かないのは、

*******

授業が楽しくない。

*******

誉められていないということ。

*******

 

教師は、褒めて、励ますことが仕事である。

 

「いや、やっているよ」とほとんどの教師は答える。

やっているつもりで、やっていない。

 

私も含めてね(笑)。

 

『授業の腕をあげる法則』の10番目。

「激励の原則」である。

 

カーネギーも「人を動かすたった一つの秘訣」は、

「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」と書いている。

 

「主体的」にさせること、

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誉めて、励まし続けること。

楽しい授業をすること。

********

 

「自分の授業が楽しくない!」と自覚する時から、

学びが始まる、、、、、、。

 

 


 

ーおおた てるあき

 

 

P.S.

TOSSのセミナーは時間がアッという間に過ぎる。

参加した方は分かるだろう!!!

 

授業が楽しいからだ!!!

 

 

8月11日(土)

THE 授業 「授業技量検定セミナーin沖縄」を沖縄産業支援センターで開催する。

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県外からも10名ほど受検しに来る。

もちろん、私も受検する。

 

「楽しい授業」を数多く見ることができる。

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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