From:太田輝昭
スタバより、、、
去年、小学校、中学校の新学習指導要領が公示された。
今年は、高等学校が公示された。
すでにご存知のように、新学習指導要領は
「主体的・対話的で深い学びの授業改善」が求められている。
今までは、子どもたちは、「主体的」でなかった。
一部の子は「主体的」だったが、「主体的でない子」もたくさんいた。
教師は、子ども達が「主体的に学ぶ」ような授業を提供できなかった、、、、。
ある先生の報告である。
その先生は、年齢も高くなり、学校全体の授業を見る立場になったという。(管理職ではなく)
授業を見て回る。
それはごくごく日常的にやっている授業。
研究授業、公開授業など、校外からの参観者が来る「特別な授業」ではない。
日常的な授業だ。
それがあまりにもひどい、、、。
・教師が板書に一生懸命で、子どもに背を向けている。
背を向けているから、子どもは内職、悪さをし始める。
・説明がやたらと多い。
子どもは退屈している。やんちゃはそっぽを向いている。
優等生だけが先生の話を聞いている。
・教科書の進度が遅い。
授業で教科書が進まないから、宿題となる。
・まじめな優等生だけが宿題をしてくる。
やんちゃな子は宿題をやってこない。
教師の「叱責」が始まる、、、、。
といったこんな具合だ。
ある大学の学生にアンケートをとった。
9割の大学生が答えている。
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学校で子どもたちがほめられているのを見たことはあまりない。
叱られているのは、たくさん見る。
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子ども言うことを聞かないから、
教師は叱るのだ。
あなたも経験あるだろう。
叱られたら、やる気がなくなっただろう。
子どもにとって、
叱られるから、勉強が楽しくない、主体的にならないのだ。
子どもが教師の言うことを聞かないのは、
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授業が楽しくない。
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誉められていないということ。
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教師は、褒めて、励ますことが仕事である。
「いや、やっているよ」とほとんどの教師は答える。
やっているつもりで、やっていない。
私も含めてね(笑)。
『授業の腕をあげる法則』の10番目。
「激励の原則」である。
カーネギーも「人を動かすたった一つの秘訣」は、
「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」と書いている。
「主体的」にさせること、
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誉めて、励まし続けること。
楽しい授業をすること。
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「自分の授業が楽しくない!」と自覚する時から、
学びが始まる、、、、、、。
ーおおた てるあき
P.S.
TOSSのセミナーは時間がアッという間に過ぎる。
参加した方は分かるだろう!!!
授業が楽しいからだ!!!
8月11日(土)
THE 授業 「授業技量検定セミナーin沖縄」を沖縄産業支援センターで開催する。
県外(茨城県、東京都、兵庫県)から実力教師3名にお越しいただく。
県外からも10名ほど受検しに来る。
もちろん、私も受検する。
「楽しい授業」を数多く見ることができる。
詳しくは以下のHP。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。