From：太田輝昭

 

書斎より、、、、

 

もう３０数年前の話。

私が大学生の頃。

「将来は教育である！！」

と決意し、大学入学。

 

しかし、

大学の授業は楽しくなく、、

自分で書籍を買って、教育について勉強していた。

 

 

七田式

鈴木式バイオリン指導

石井式漢字指導

水道方式、、

その中で、

塾の講師でアルバイトをしていた先輩から

「授業の腕を上げる法則」を紹介された。

 

 

そこで、初めて「法則化」という名を知るようになる。

本は面白く、一気読みをして、

向山洋一氏の諸政は１０冊くらい読んだ。

 

塾の講師をしていたので、現場のことが書かれていた部分は

正直、あまりピンとこなかった、、、、。

 

 

それから、

民間で教育を志し、

京都出身の私は、沖縄に来ると同時に公務員となった、、、。

 

 

２年目。

臨時的任用で

那覇市の養護学校勤務となった。

 

古びた校舎の２階の会議室。

１枚の紙を渡された。

 

それに、「研究通信」と書かれていた。

 

その「研究通信」はそこらにある教育文章とは

全く異なり、

とても具体的なことが書かれていた。

 

とても分かりやすいものであり、

面白く、一気読みをしたのを覚えている。

 

その中に、

▢で囲まれていた部分があり、

向山洋一氏の名前が書かれていた。

 

 

そこを見て、

「あっ！これは、、、」

と気づいた。

 

「法則化」であった。

「研究通信」を発行していたのは

Ｓ里先生であった。

 

 

それから、数週間、何ともなく過ぎていった。

 

ある日、学校行事の「校内清掃」のとき、

職員で、草刈りや、清掃など大掛かりな

ことをしていた休憩時間。

 

新校舎のピロティ―で

Ｓ里先生に声をかけた。

 

「法則化、向山先生を知っていますよ」

「えっ？」（Ｓ里先生、ケゲんな顔）

 

「大学生のとき、１０冊くらい読みましたよ」

「あ、そうなの、、、」

「面白かったですよ」

 

 

「今度、理科室で勉強会があるから来ない？」

「はい。また、時間とか教えてください」

と言って、その場は終わった。

 

後日、１枚の紙きれを渡された。

 

○月○日○○時～理科室

勉強会

よかったら来てください。

 

と書かれていた。

 

時間があったので、その場所に行った。

小さな小さな理科室。

うす暗かったのを覚えている。

 

そこで、

お茶も出ず、飲み物なしで、

男３名（私入れて）、女１名の

教員が２時間、

ぶっとうしで教育の話をしている。

レポートは、何十枚もなる。

 

「これはすごい。こんな学びがあるのか。」

教育情熱について、自負していた私は、

この方達はすごい。

「謙虚に学ばねば！」と思った。

 

それ以降、毎回、欠かさず参加するようになった。

これが、法則化、今ではＴＯＳＳというサークルで

学ぶようになったきっかけになる。

 

それ以降は、授業はもちろん、

生徒への指導が良くなったことは間違いない。

 

何かのきっかけで、人生が変わっていく。

 

そんな体験をした。

 

 

ーおおた　てるあき

 

 

 

P.S.

 

 

 

  

 

P.P.S.

 向山映像全集全巻の紹介PVです。

ご覧ください。

 

 

https://youtu.be/MTr3NhoHgV8

 

 

P.P.S.

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