効果的な授業の事前検討

 From:稲嶺保

 

先週土曜日は、地元のサークル。
私も含め6名の参加。
やっぱり、リアルはいい。
 
いつものように模擬授業を行う。
道徳と算数。
道徳は、明後日の夜、
山口のサークル(ZOOM)で見てもらうものだ。
 
算数は、月曜日の授業。
「小数のかけ算」である。
第1時、小数のかけ算のしくみを扱う。
授業をしながら、
自分の「言葉」の多さ、
説明の多さに気づく。
 
ある先生から
「最初で答えを確定した方がいい」
というアドバイスと模擬授業があり、
一歩前へ。
 
そのまま子どもの前に立ったら、
とヒヤヒヤした。
人に見てもらうこと、
授業することで見えてくるものがある。
 
 
それから二日後の今日(月曜日)。
子どもの前での授業である。
最初で、答えを確定した後の展開。
専科の時間があったので、
ipadで考える。
特に、子どもが難しいと思ったのが
「小数を10倍にして整数にして計算する」
ことである。
 
教科書には、以下のように示されている。
2.4m 80×2.4=
  10倍 ↓  ↑ 10分の1(分数)
24m 80×24=1920
 
理解するのが難しいと思った。
そこで、助走問題を出した。
 2×3 =□
10倍↓ ↓10倍
 2×30=60
「かける数が10倍にになると、
 答も10倍になる。」
そこから、10分の1を加えた。
 2×3 =□
10倍↓ ↓10倍 ↑10分の1(÷10)
 2×30=60
「だから、10倍(×10)の反対は?」
「÷10」
「10分の1」
 
最初の問題に戻る。
同じように、10倍を加える。
2.4m 80×2.4=
  10倍 ↓ ↓10倍 ↑10分の1(÷10)
24m 80×24=1920
 
もちろん、全員が理解できわけではない。
実際、二人の女子が
「よくわからん。教えて」
と聞きに来た。
ただ、「×10」を加えることで
少しだけ関係性が見えた。
 
まだまだ、だが、
サークルで検討してもらうことで
見えてくるものがある。
サークル文化、
多くの人と共有したい。
 
PS
現在、勤務校で
「模擬授業」を校内研修に取り入れている。
30分程度だが、
先生方が参加し、授業を検討している。
今日も、初任の先生が授業した。
全体の前で授業する。
「はずかしさ」もあるが、
一番得をするのが、
授業者である「自分」である。
 
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

0 コメント