待ったなし!小学校外国語活動

From:稲嶺保

 

朝の活動は、
台風後の後片付け。
 
6年生は、日々の活動。
一番働くのが担任(私)である。
ただ、
「ボランティア活動」なこと、
朝一番の出会いなこと、
からぐちゃぐちゃ言いたくない。
 
一言。
「手を動かせ。」
 
男子がいたので、
「もう少しできるようになったら、
 “先生、今日は僕たちだけでやります”
 なんて言ってほしいな?」
と話す。すると、
「はいっ!」
と気持ちの良い返事が。
3月まで後半年。
ちょっとだけ期待して待つ。
 
外国語活動。
高学年は週2時間。
 
どう授業しているのだろう。
勤務校は、
ALTと1時間、
担任単独で1時間、
である。
 
現在、恵まれていて
「英語のデジタル教科書」もあり、
ALTから指導案(英文)も示される。
 
ただ、打ち合わせの時間は
ほとんどないので、
「立ち話」程度である。
 
他校では、どうしているのだろう。
学期初めに確認したことは
T1→担任
T2→ALT
である。
 
準備なしでは、さすがに厳しい。
私の場合は、
ALTから頂いた指導案を
パーツごとにノートへ書く。
それから、1時間の授業を組み立てる。
 
ALTの計画は、よいのだが、
「第2外国語として定着している国」
への指導である。
例えば、
What country go you want to visit?
が中心になる発問。
子供たちは、
「行きたい国」
「したいこと」
を答える。
これを何もなしで聞いても事前情報は「0」である。
答えられるのは、限られている。
特に、苦手な子は
「英語嫌い」をふくらませる。
 
だから、「ステップ」を入れる。
フラッシュカードで
「国名(国旗)」を確認する。
しかも、その国旗の横には、
「有名なもの」が描かれている。
 
アメリカ→自由の女神
中国→パンダ
のようなものである。
それを終えてから、
やっと上記の質問ができる。
 
今年、外国語活動の学習指導要領を確認した。
話すこと【やり取り】
として、以下の項目が示されていた。
(ア)初対面の人や知り合いと挨拶を交わしたり、相手に指示や依頼をして、それらに応じたり断ったりする活動。
(イ)日常生活に関する身近で簡単な事柄について、自分の考えや気持ちなどを伝えたり、簡単な質問をしたり質問に答えたりして伝え合う活動。
(ウ)自分に関する簡単な質問に対してその場で答えたり、相手に関する簡単な質問をその場でしたり、短い会話をする活動。
 
自学級の児童が
「できるか」を考える。
というよりも学習指導要領は
「最低基準」なので
「できる」ようにしなければならない。
そのために求められるのが教師の授業力である。
 
ある先生は、
「俺が免許(教員免許)を取る時には
 英語はなかった。」
と話す。
それでも、逃げることはできない。
逃げるならば、
職を辞さなければならない。
 
だからこそ、学ぶのである。
「英会話教室」に行くのもいい。
ただ、学ぶのは、
「英会話」ではなく、
英語の「授業方法」を学ばなければならない。
 
もう避けては通れない。
 
PS
今回、英語スクールとして、
セミナーを行っている。
内容が以下である。
 
スクール2日目  9月13日(日)午前11時~12時
 第1講座 子供同士のやり取りを長くする1 よく使うダイアローグ&単語
 第2講座 どう指導したらいいの1「読むこと」の指導ステップ3
 第3講座 教室にあると便利 外国語授業に使える教材7
 
愛知より、井戸砂織先生をお迎えしてのセミナーである。
「スクール」の名称からもわかるように
「連続セミナー」である。
それまで、
沖縄では「単発」でのセミナーしか開催できなかった。
今回は、「ZOOM」を用いることで、
「連続セミナー」が可能となった。
 
セミナーなので、
もちろん「有料」である。
しかし、
「有料」だからこそ、
価値があるのである。
「有料」だからこそ、
学ぶ側も真剣なのである。
 
子供を高める前に
教師自身が力をつける必要がある。
上記セミナーのお申し込みは以下より。
 
 

 

 
ー稲嶺保ー

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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