「自動化」すると教師がラクになる

 

From:太田輝昭

 

いつものスタバより、、、

 

前回、

  

************

最後の行動まで示してから、動かせ。

************

 

を書いた。

 

ブログをアップしたとき、

 

A:20ページを読みます。全員起立!はじめ。

 

と書いた。

アップ2時間後、気づいた。

 

最後の行動を書いていなかった・・・・

 

すぐに修正をした。

 

**************

A:20ページを読みます。読んだら座ります。全員起立!はじめ。

**************

 

「読んだら座ります」を入れた。

 

そうなんだ。

 

今、10月。

 

「読んだら座ります」と言っていない。

 

なぜ、言っていないのか。

 

生徒は、「20ページを読んだら座る」ということが分かっているからだ。

 

4月の最初の授業(黄金の1日目)から、「教科書を立って、声に出して読み、読み終わったら座る」ということを毎時間行っている。

 

4月の最初には

「読んだら座ります」という言葉を言っていたが、

生徒は、「次、何をするか分かっている」という状態だから、「読んだら座る」と言う教師の言葉を言わなくても生徒は「自動的に動く」のだ。

 

このようなことは、他にもある。

毎週1時間の保健の授業の最初には、

「学力補強プリント」をさせている。

プリントには、今日学ぶ「重要語句」を埋めるようになっている。

 

1枚目 なぞり書き

2枚目 空欄(順序同じ)

3枚目 空欄(バラバラ)

 

4月から授業でやっているから、

10月の今では、授業冒頭では、

「プリント、始め!」しか言っていない。

 

ほんの2秒ほどの指示である。

 

「生徒は、何をやるのか分かっている状態だから、自動的に動く」

 

そうなんだ。

 

4月の「黄金の3日間」で、

「学び方」を教え、授業のシステムを作っているから、生徒は自動的に動く、、、

 

生徒が自動的に動くというのは、教師はラクになるということ。

 

 

「すぐれた授業システム」は「すぐれた授業パーツ」によって組み立てられている。

 

部活動でも同じ。

 

「すぐれた部活動システム」は「すぐれた練習パーツ」によって組み立てられている。

 

繰り返し、繰り返し、行動させるから力がつくようになる。

教師は、それを観て「評定」「評価」をすればよいだけである。

 

生徒は自動的に力をつけていく、、、、

 

ー太田輝昭

 

 

 

P.S.

 先週の金曜日、「授業研究会」があった。3時間の学びの場の後、3時間飲んだ。

 

一人の先生がオーストラリアに行った話をしていた。

オーストラリアでは、学校に「ファシリテイタ―」がいる。

「ファシリテイタ―」とは、「促進者」とかに訳される。

 

ティーチングとコーチングの違い、、

ここにヒントがあるように思う。

 

「学び方」を教え、出来たかどうかの「評価」「評定」を行い、伸ばしていく、、

 

 

P.P.S.

よい教材が力をつける。

先週、金城さんが「どこどこ」を紹介していた。

ワーキングメモリを鍛える。

特別支援の子には欠かせない教材である。

保健室に、特別支援の子が集まる、、、

 

学校予算で購入すれば、教師が注意しなくても子どもは熱中する。

 

よい教材は、教師をラクにさせる。

http://soujinsha.cart.fc2.com/

 

文科省の「平成28年度総合的な教師力向上のための調査研究事業」

授業技量ライセンスセミナー

詳しい内容はこちら

↓ ↓ ↓

申し込みはこちら

太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数  H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

0 コメント