学級経営でリレーの記録を高める

 From:稲嶺保

 

運動会を終えた。
午前中開催だが、
充実した内容だった。
 
特に、「エイサー」。
6年生が躍った。
一番良かったのが、
「唐船ドーイ」。
曲に乗れば乗るほど、
太鼓が速くなる。
それが無い。
最後まで曲に合わせている。
 
最後の練習では、
6年担任の判断で、
曲を伸ばした。
それでも、踊り続けた。
(ちなみに、私は6年担任ではない)
どんな指導をしたか、気になる。
今度、担任に聞いてみよう。
 
もちろん、自学年もよかった。
「ソーラン節」
YouTubeの映像を観ながら練習。
教室で行ったが、
長休みに曲を流すと踊り出す。
 
もう一つは「リレー」。
4学級中4位。
A・B2チームともである。
それでも、最後の一人までモチベーションを保つことができた。
 
どうしてか?
別の「視点」を与える。
まず、リレーのチーム編成。
50m走のタイムをもとに、
平均タイムを揃える。
 
次に、タイム測定。
1回目の学年練習。
今回は、「4分18秒」。
バトンパスの指導は、5月で行っている。
しかし、ペアでの練習は「0」。
バトンパスの位置も
リレーゾーンの真ん中である。 
 
ここで目標タイムを設定する。
今回は、
「4分05秒」
に設定した。(AB2チームとも)
 
まずは、リレーの走順。
リレーゾーンの使い方を確認し、
組み合わせさせる。
一度組み合わせると
可能な限り「固定」する。
子どもたちは、
上手くいかないと
「走順」を変えたがる。
それよりも、
「バトンパス」の技術を高めさせる。
二人のタイミングを合わせる
練習をさせる。
 
ここで大切なのが、
「伸び」が実感できることである。
「タイム」の伸び
タイムが縮むことである。
「〇秒縮んだ」
と伝えることもあれば、
「前回に比べ、〇秒
 〇mゴールに早く着くことが出来た」
50mを8秒と考えると、
1秒=6~7m
ゴールに近づくことになる。
それを伝え続ける。
 
運動会本番は、
ミスが起きない限り、
記録が伸びる。
本番の緊張感
保護者の声援
が力になる。
今回は、
Aチーム 4分06秒
Bチーム 4分02秒
であった。
Bチームについては、
運動会3週間前から
「16秒」
縮めることができた。
8秒50mならば、
「100m」早くゴールに到達したことになる。
 
そうそう、モチベーションを高める
もう一つは、
「達成パーティ」
である。
「達成したらパーティ」
をする。
これが一番の動機付けである。
今回も今週の学級会をへて、
「達成パーティ」
を行うだろう。
これまでも2度、達成パーティを行った。
達成した目標は、
「計算スキル全員100点」(2回とも)
である。
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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