子どもが自動的に動く「シュートゲーム」

 

From:太田輝昭

 

自宅近くの喫茶店より、、、、

 

先人の智慧で有名な実践がある。

向山洋一氏のサッカーの「シュートゲーム」である。

 

この実践を基に応用ができる。

 

この「シュートゲーム」の優れたポイントは次である。

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①子どもが自動的に動く。結果、汗びっしょりの運動量を確保できる。

②特別支援の子もできる。どんな子も、夢中になって取り組む。

③易から難に、簡単なものから徐々にステップアップされているシステムになっている。より高度にチャレンジするシステムになっている。

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実践を紹介する。

 

まず、図Aのようにコーンを並べる。

このコーンの間を通過すれば「合格」である。

 

インサイドキックの練習ならば、インサイドキックでやる。

トーキックなら、トーキック、インステップキックならインステップキックであyる。

 

この時のポイントがある。

ここが極めて重要。

 

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蹴ったボールは、子ども自身が取りにいく。

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向い側に子どもが立っているのでもなく、

教師が取って上げるのでもない。

 

子ども自身が取りにいくのである。

そこに、子どもの「運動量」が増えていく。

 

体育の授業のポイントは、

「運動量」を確保すること。

 

汗びっしょりになるほど運動させることが体育の役目。

 

教師は、「すごいね」「もう少し」、、、と言って、褒めて、励ます。

 

次に、図Bのように場を設定する。

 

最初は、多人数だから、最初のステップのコーンの場の設定は多めにする。

コーンの間を通過した子どもは、次の設定のコースに進めるシステムにしておく。

このようにすると、子どもは自動的に次のステップにチャレンジするようになる。

 

終わったら、

次は、逆足で、、、

アウトサイドキックで、、、

ヒールキックで、インステップキックで、、、など、バリエーションはいくらでも作れる。

 

また、特別支援の子、女子など、、、生徒の実態によって、

コーンの間を広く開けたり、少し近づけたり、、、

 

やんちゃ君には、最後にコーン1個を置いて、

コーンに当たれば「合格」、、、のように難易度を高くしてやる。

 

このように活動の「システム化」をすれば、

教師は動かなくても、子どもは主体的に動いていく。

その結果、運動量も確保し、技能も向上していく。

 

他種目でも応用できる。

 

 

ーおおた てるあき

 

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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