子供を動かす法則

 

From:太田輝昭

 

書斎より、、、、

 

先日、学級担任に次のように言った。

 

「今日の保健の授業で、

男女で「間違い探し自己紹介ゲーム」をしました。

男女の仲をつくるように。

男女、少し恥ずかしがっていました。」

 

勤務校では、伝統の「親睦運動会」というものがある。

男女ペアになって、ダンスをするというもの。

 

必ず男女で手をつなぐ場面がある。

そのために「クラスの男女の仲をつくる」仕掛けをする。

私はクラス担任ではないが(副担任)、授業で取り組みをしていることを担任に伝える。

 

子どもの成長は、教師間の連携が必要。

 

授業の取り組みの様子を担任に伝えた、、、、。

 

さて、さて、

今日は、『子供を動かす法則』という書籍を紹介する。

子供を動かすためにとても参考になることが書いてある。

 

***************

1 子供を動かす法則とは何か。

 

青年教師のとき、次のような体験をした人は多いであろう。

子供たちに写生をさせようとして校庭に連れ出す。

画板をかかえ、絵の具を持って子供たちはウキウキと先生の後に従う。

 

若い先生は子供たちに説明する。

「ここで、写生をします」

そういったとたん、子供たちは歓声をあげて四方八方へ散っていく。

 

それは生き生きとした一つの教育の場面だ。

だが、それから若い先生のテンテコ舞いが始まる。

子供達の質問が、あれこれと個別的に出てくる。

 

「先生、裏庭に行ってもいいですか」

「先生、グループでかいてもいいですか」

「先生、暑いので教室に入ってもいいですか」

 

ひとしきり、あれこれの質問に追われる。

たまに、クレームがつくこともある。同僚からだ。

「体育の授業中なので、もう少し端で書かせてくれませんか」

「教室の外で大声をあげていて授業のじゃまになるのです」

 

そして授業が終わる。

子供たちを集めるのがまた大変なのだ。

早く終わった子はもう片づけている。「先生、休み時間にしていいんでしょ」としつこく聞いてくる。

 

一方、まだかきあげてない子もいる。片づけの途中の子もいる。

学級全体がバラバラの状態になっている。

一応全員を集めようとして、先生は大声を出す。

 

「早くしなさい。みんな待っていますよ」

時には、バラバラの状態で終了する。

終わった子は休み時間にして、途中の子供に一人ひとり声をかけて歩くのである。

 

そうこうしているうちに、次の時間が始まる。だが、まだ全員が集まっていない。

教室は騒然としているのである。

 

こんな体験をした人は多いだろう。

まず、ほとんどの人が経験していると思われる。

これほどひどくなくても、これに近い例はいくらでも見られる。

 

これはどこが悪いのだろうか。

 

教師はしばしば、子供の責任にする。

「子供が悪い。しつけができていない」

 

子供の責任にする教師は、いつまでも、技量が伸びない。伸びようがないのである。

だから、中堅、ヴェテランになって「子供の責任、地域の責任、家庭の責任」にする教師は技量が低い。

 

また、そういう教師は研究もしないし、本も読まない。「他人の責任」にしていれば、勉強をする必要もない。

 

自分の責任として考えるから、何とかしようと思うから、研究もするし、本も読むのである、、、

 

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さて、上記の写生の場面、教師はどうすべきなのか?

 

あなたならどういった場面でどのような指示をする?

 

また、そのことで子供がどのように動く?

 

このような場面は多々、ある。

 

良書なので1冊、持っておくことをおススメする。

 

法則を知って指示を出すのと、知らないで出すのとでは子供の動きが激変する。

 

『新版 子供を動かす法則』向山洋一著 学芸みらい社

 




   

ーおおた てるあき

 

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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