続・子どもを成長させる12か条

From:稲嶺保

 

 

 

 

昨日、百人一首県大会。
80名余りの児童が参加した。
大会後の感想。
保護者の反応がいい。
「来年度も参加します」
と聞こえてくる。
 
やはり、
「いいものはいい。」
のである。
学級経営の
最強アイテムである。
 
学級では、
大会ベスト8に入った子
参加した子の
動きが違う。
 
上の句から反応。
よい影響を与えそうである。
そんなことを考え、
今日も湯舟へ、、、
 
先週の続きである。
「発達障害の子を成長させる12か条」
 
書きながら自分を振り返る。
(4)視覚的・具体的・肯定的に示す。
 (肯定的に言う)
 
肯定的を意識するが、
やっぱり否定的になってしまう。
 
「〇〇しなかったら、
 長休みがなくなるよ。」
 
こんな感じに。
逆にすればいい。
 
「〇〇して、
 長休みは気持ちよく全員遊びをしよう。」
 
その一言だけでも変わる。
その方が、
張り切って動くかもしれない。
 
視覚的に示す。
 
言葉だけだと
脳をすり抜けていく。(気がする)
 
朝の登校時。
黒板にイラストを掲示する。
①ランドセルをかたづける
②れんらくを書く
③ひっきぐをそろえる
 
①ランドセルのイラスト
②ノートのイラスト
③筆箱のイラスト
とセットである。
 
ランドセルを片付けるのが
遅かった児童への指示が減った。
 
「〇〇君、1番。」
 
これで片付けられるようになった。
(まだまだ、片付けていない日もあるのだが、、、)
 
(5)予告やリハーサルやスケジュールを示す
 (見通しをもたせる)
 
「はじめて」
が苦手な児童がいる。
しかも、
感覚過敏もある子だったので
体育館などで、
大きな声で指示を出す時には、
その子に向かって、
「耳を押さえるジェスチャー」
で事前に指示。
 
修学旅行もお願いして、
夏休みを利用して、
下見してきたもらった。
(保護者の協力が大事)
 
このような積み重ねがあることで、
「はじめて」の壁を
乗り越えることが出来る。
 
(6)刺激や情報を制限、遮断する
 (目移り気移りを防ぐ)
 
机の上には、
必要なものだけ出させる。
 
例えば、
国語ならば
①漢字スキル
②話す・聞くスキル
③国語辞典
④教科書
⑤ノート
そこに筆記具が加わる。
 
これらをすべてだすと
他の刺激(情報)が邪魔をする。
 
①漢字スキルならば、
「漢字スキルだけ」
出させる。
 
②話す・聞くスキルならば、
「話す・聞くスキルだけ」
出させる。
 
余計な物を
視界から消す。
もちろん、
黒板周辺も同じである。
 
学級みんなの顔写真や目標が
あれば、
その情報に教師が負ける。
教師ではなく、
そこに注意が向く。
 
板書も同じく、
いつまでも残しておかない。
 
「学習の流れがわかる」
という意見もあるが、
「学習の流れ」
は児童のノートに書かれている。
黒板に余計な情報があると、
何が大事で、
何がそうでないのか、
わからなくなる。
「どれを書けばいいのか」
わからなくなる。
 
(7)口ばかりで注意せず、行って見せる
 (モデルを見せる)
 
以前、掃除時間は、
ノート処理の時間だった。
 
チラッと見ると、
「掃除してない児童」
だけが視界に入る。
ついつい
「注意(指導)」
をしてしまう。
 
それが、
一緒にぞうきんを持つと
変わる。
 
すべるように雑巾をする子。
「こする」ようなやり方を
見せる、一緒にやる、ほめる。
すると、できる。
さらに、
「先生、落ちました。」
と報告までできるようになる。
 
「すべて上手くいく」
わけではないかもしれないが、
以前よりも
「ストレス」
が少なくなったのは確かである。
教師も
もちろん子どもも。
 
あと5つの子っているが、
この辺で、、、
 
PS
今週金曜日
11月23日(金)勤労感謝の日
お休みだがサークルを行う。
場所は
「沖縄市社会福祉センター2階」
10時~12時
道徳や算数、国語の模擬授業を中心に
活動しています。
よければご参加ください。
「この教材で授業してください」
という要望があれば、
「教材コピー10部」
をお持ちください。
参加無料ですが、
資料の準備があるので、
事前に連絡いただけると助かります。
さらにPS
サークルでは、
「本のシェア」
もしています。
よければ、処分予定の本があれば
お持ちください。

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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