間違いへの恐れを突破させる

From:稲嶺保

 

 

 

本日、帰宅18時。
家庭訪問の日程とにらめっこ。
要望に応えること、
効率的なコースを考えること、
途中から、
「パズルを解くようで」
楽しかった。
 
どうにか配置完了。
明日、配布予定。
ちなみに、
家庭訪問の「足」は
毎年「自転車」。
児童からは、
「自転車出勤」
だと思われている。
もちろん、
今日も湯舟でゆっくり。
 
新学期。
学級の「仕組み(システム)」づくり
がメインである。
 
当番のシステムである。
給食当番。
清掃当番。
一人一役。
 
「担任が一週間休んで機能するシステム」
を作りだすのである。
 
毎年、急ぎすぎる傾向にある。
(自らの反省)
急ぎすぎるあまり、
遅れてしまう子がいる。
そこには、
「なぜ、それをやらなければいけないのか。」
根拠がない。
「先生に言われたからやる。」
では、動機づけにならない。
 
だからこそ、
「授業の原則10か条」
の一つ
「趣意説明の原則」
を意識している。
 
どうして
「それをやるのか」
理由付けを行う。
 
それは、生活のシステムだけではない。
授業のシステムでも必要になる。
 
4月。
なかなか発表出来ない。
新しい環境の中で、
「間違い」
をおそれているのである。
いくら、
「間違えても大丈夫。
と担任が言ったところで、
なかなか前に出ようとしない。
「間違い」がこわいのである。
 
そんな子たちに
「間違うことはいいことだ。」
とわからせることが必要である。
そこには、
何度も何度も間違えて
できるようになった「事実」
が必要である。
 
向山洋一氏はそれを
「人間らしさ」
として子どもたちに紹介している。
 
「人間というのは、間違うことができるということです。
 コンピュータは、間違うことができません。人間は間違えながらなおしていく。
 これは、人間だけが持っている才能です。
 教室は、間違える場所ですから、たくさん間違えなさい。
 これは、コンピュータを比べた場合です。」
(『向山全集4 最初の三日で学級を組織する』より)
 
この語りとともに、普段の授業の中で、
「間違い」=プラスの評価
を与え続けなければ
子どもは変わらない。
 
その印象を最も残せるのが
この4月である。
まだまだ、
学級づくり途中。
気が抜けない、、、
 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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