「6年1組で楽しかった」特別支援対応

From:稲嶺保

  

自宅PCより

昨日は学年打ち上げ。

少し飲みすぎたので、

今日はゆっくり出勤。

(学校まで妻に送迎してもらう)

 
卒業式を終えて。
中学での学級編成も終えた。
 
過去の卒業生を振り返っていた。
やはり、
 
男性教諭であること。
経験年数が高いこと。
 
から、支援の必要な子を
担任することが多かった。
 
自己肯定感がとびっきり
低い子を以前、担任した。
県外で行われた
「ライフスキルセミナー」で
小野先生に相談した子である。
 
QUテストでは、ダントツの
「要支援群」
である。
(しかも、限りなく左隅)
 
こだわりも強い。
 
始業式後、体育館から
動かなかった。
 
彼を動かしたのも担任(私)の力
ではなく、
友人の一言だった。
 
できないこと、
面白くないこと、
があると固まる。
 
「座りなさい。」
と言ってもこだわりがあり、
納得するまで座らない。
 
様々な手だてを打った。
 
大きな声をあげてみた。
 
固まった。
 
二人で対応していると、
どこか遠くを見ている。
 
「何を考えていたの?」
 
「死ね、死ね、死ね・・・って」
考えてました。
 
そんな時、
小嶋先生のメールに出会った。
 
「僕でも、発達障害の子との
 対戦成績は
 2勝2敗1分け
 なら、いい方です。
 大体、
 1勝3敗1分け
 ぐらいです。」
 
1週間のことである。
負けがあるのが
当たり前なのである。
 
だからこそ、
とりあえずやってみた。
 
放課後、一緒に
「仮面ライダー」
の歌を歌ったこともある。
 
作文が苦手だったので、
作文を書くとき、
私の側で一緒に書かせたら、
1時間で書き上がった。
 
ノートまとめも
私の側でやった。
 
全員遊びもやった。
(ドッチボール)
最初は、トラブル
ばかりだったが、
担任(私)がいることで
大きくなる前にストップ
をかけることができた。
 
「先生、最後の一人まで
 残った。」
と嬉しそうに話していた。
 
日記が苦手だった。
だから、
「写本」
をさせた。それでも、
やらなかった。
グチャグチャな
ノートを持ってきた。
 
そこは、戦った。
ダメなことはダメ
である。
 
その子が最後に言った言葉
がある。
 
 
「6年1組で楽しかった。」
 
卒業式前の作文での言葉だった。
担任については、
「しつこい先生」
とか
「昔、デブだった先生」
などであったが、
上記の言葉で締めくくられていた。
 
それだけで、たくさんの元気をもらえた
ことを覚えている。
 
特別支援で
「100%上手くいく指導」
は存在しない。
ただ、いくつもの
引き出し
が必要である。
 
今年も新たな子供と出会う。
その中で、対応法を磨くとともに
学びが必要である。
 
PS 今回、私の対応に
大きな影響を与えた
小野隆行先生
小嶋悠紀先生
がお二人そろって、
沖縄でセミナーを行う。
9月30日である詳細は
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間違いなく、あなたの
対応の引き出し
を増やしてくれる。
 
 

 

-稲嶺保-

  

 

お二人がそろい踏みのセミナーが

県内初開催です。

例年、東京と大阪での開催ですが、

今回は、

「沖縄の先生方に届けたい」

ということでの開催となりました。

通常ならば、セミナー資料代だけでなく、

交通費+宿泊費となり、

「数万円」

の費用がかかりますが、今回、

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稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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