教室を知的にするアイテム

From:稲嶺保

 

お昼休みの20分。
たまたま「UNO」の話題に。
途中、思いついたのが
「マジック」。
トランプを使ったマジックを行った。
「予言11」
と言う。
子ども達に1枚カードをひかせ、
覚えてもらう。
 
「おおっ!」
と言わせるために演出を加える。
「〇〇君、出席番号何番?」
「11です。」
「では、11枚目ね。」
と言って、
11枚目のカードをめくる。
そこには、
「子供たちが選んだカード」
が入っている。
 
上手くいった。
先週末、ZOOMで行われた
「マジックセミナー」
で教えてもらったネタである。
一つ引き出しを増やしてもらった。
 
6年算数は「復習」である。
下巻の細い本に入った。
「復習」
「中学へのかけ橋」
である。
復習中心なので
「手放し」とまではいかないが、
通常の1.5倍のペースで
授業が進む。
 
45分授業。
後半20分。
次の授業に入ってもいいが、
あえて抑える。
そして、プリント配布する。
 
「難問」
である。
現在は、前学年のものを採用。
(作成した先生からは、2学年落としてもいいとのこと)
6年生なので、5年生のもの。
「5問中1問できればよい。」
どうしても1番からにこだわる子がいるので、
問題文を読であげる。
「どの問題をやってもかまいません。」
「何回、挑戦してもかまいません。」
「1問終わったら、読書してていいですよ。」
と指示をする。
 
担任の仕事は「丸付け」のみ。
教えない。
 
初期の頃は、
なかなか解けず、あきらめる子もいた。
そこで、担任もめげない。
続ける。
すると、突破する子が出てくる。
一人が突破すると、次が続く。
さらに別の問題でも
突破する子が出てくる。
 
現在、1カ月以上続けている。
すると、
ほぼ全員が1問は解いてしまう。
(前時と似た問題ということもあるが)
だけでなく、
「5問全部」解くが子が出てくる。
休み時間になっても
丸付けに持ってくる。
 
子ども達の中に
「できない」を「できる」に変える
楽しみが生まれている。
今日、男子がつぶやいていた
「最初は、めんどくさいと思っていたけど、
 今は楽しい。」
 
「難しい」から「できない」から
「ちょっと考えてみよう」
という気持ちが生まれている。
教室内では、
もちろん一人ではなく、
数人で考えている子もいる。
丸をもらって、
ガッツポーズで戻る女子もいる。
ちょっと知的な空気が教室に流れる「難問」。
おススメです。
 
PS
とはいえ、「難問」の教材は現在、絶版。
Amazonの中古でも、
定価の4,5倍の
「高値」がついている。
「ちょっと高いが、、、」
とクリックするのは、ちょっと早い。
1月末に新しい難問集が発売される。
「学芸みらい社」から
『算数難問1問システム』
が1年から6年まで全6冊が発刊される。
 
先日、サークルで扱ったところ、
「全学年分」の注文が
私も含め5セットもあった。
このような教材は、
「出会った時」
に購入しなければ、次はない。
(大体、本当の出会いはそうである)
よければ、Amazonでご検索ください。
「難問」で出てきます。
 
もし、内容が見てみたい方は、
来月のサークルにお越しください。
緊急事態宣言が解除されていれば、
第2土曜日午前10時より、
沖縄市で行っています。
そのころには、届いているかと思いますので、、、

 

ー稲嶺保ー

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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