後は上昇するしかない

 From:稲嶺保

 

 週末は、雨が続き、体育ができず。

金曜日こそは、、、
と思ったが朝から雨。
 
「近くの運動公園に行きたい」
子どもたちからの声があった。
2時間目、教頭先生へ交渉。
「いいんじゃない」
との声に励まされ、
「校外学習届」
を提出。
給食時間に校長先生からも了解を得る。
準備万端で出発。
 
ただし、ノープラン。
移動しながら子どもたちと話す。
「あそこでリレーしたい」
その一言で決定。
学級を2チームに分ける。
バトンは、、、と探していると
ちょうどよいバトンほどの「小枝」を発見。
それで、リレー。
なかなかの勝負になった。
 
ある男子から、
「先生、“増え鬼”がしたい。」
との声。
こちらも採用。
すぐにやり方を聞く。
「鬼にさわられるとどんどん鬼が増えていく」
そうだ。
「スタートの鬼は一人がいい。」
「わかった。では、誰が鬼をしますか?」
そこで手が挙がるのだが、ある女子が
「先生が鬼がいい」
とつぶやく。
こんな時は、一気に流れる。
ほぼ全員一致し、「私が鬼」になることに。
範囲は狭かったが、きつい。
一人目をつかまえるまでがきつい。
どうにか、二人目をつかまえ、あとはまかせる。
 
もちろん、翌日は筋肉痛。(もしかすると、筋が、、、)
卒業まで三日。
子どもたちも楽しかったようである。
 
今週末の教え方セミナーで
「算数」
の講座を担当させていただく。
そのため、
「向山型算数」
を書籍で振り返っている。
そこに、こんな文章があったので、
TOSS-SNS(現在Workplace)へ投稿した。
 
 10数年前、わずか10人で誕生したのが、4年で日本一になり、今やダントツの参加者を誇る。
 法則化の参加者は、雰囲気からして違う。
 インターネット会議など、「オッ、カッコイイ」と思うほど、男性も女性も知性にあふれている。
 ファッションもいい。姿勢も生き方もスマートだ。
 ネクタイをしていないと肩身がせまく感じるほどだ。
 子どもの事実を見つめてきた誠実さ。
 最先端の研究を学ぼうという知性。
 自費で参加してくるという意欲。
 多くの研究会でしごかれたたくましさ。
 理性を求め夢を追い続けるロマン。
 そうしたことが、一つの人格となり、これまでの日本になかった知的で明るくて行動的な雰囲気を作っている。
 師尾先生、石川先生は、よく言う。
 「どうして、法則化の教師って、こうかっこいいんだろう。レベルが違うほど、かっこよくて素敵だ。」
 私もそう思う。
 男も女も、カッコイイ。
「“教えないから分かる”向山型算数」より
 
本当にそうである。
最初に県内で参加した「TOSSデー(現教え方セミナー)」。
前で話している講師はもちろん、
周りで動いている教師もかっこよかった。
あこがれた。
さらに、初めて参加したサマーセミナー。
開始前の行列に驚き、
大きな会場の前から席が埋まることにさらに驚いた。
そこには、こんな背景がある。
 
 それも「事実」を見る、自分の力量のひどさを見つめる、という所から、一人一人が出発しているからである。
 一人一人が、最低の所から出発したのだ。
 後は上昇するしかない。
 上昇すれば楽しい。視界が広がる。
 だから、ますます努力して、上へ向かうのである。 
先日、サークル仲間と話した。
出てくる話は「成功体験」よりも、
「失敗体験」
が多い。
その中で、今の自分がある。
ただ、途中で学ぶことをやめていたら、
今の自分には出会えていない。
だからこそ、
「後は上昇するしかない」。
 
今週も講座をさせていただきます。
よろしければ、ご参加ください。
 
PS 
よければ、内容を以下よりご確認ください。
お申し込みも、もちろんお待ちしております。
 
さらにPS
教え方セミナーに参加された皆様
4月2日(土)、9日(土)
に特典会場を開催します。(チラシ裏面にあり)
こちらでは、
「黄金の三日間」
を中心に扱う予定です。
会場によって、参加人数に制限がありますので、
「先着順」
とさせていただくかと思います。
参加者MLへ連絡させていだきます。
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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