笑顔で終える教育相談

 From:稲嶺保

  

教育相談を終えた。
1日7,8人ほど。
「相談」と言っても
子どもからの相談はほとんどない。
(私の信頼が足りない…)
 
こちらから、質問を行う。
「別に」
「わからない」
そんな回答が続くと、
場が濁る。
 
そうならないために予告を行う。
「教育相談だからね。
 ちゃんと先生への相談を考えておくんですよ」
 
相談開始にも、
「4月に出会ってからもう10ヶ月がたちました。
 いいことも、悪いことも、
 こんなことも、あんなこともありましたね。
 では、相談をどうぞ。」
のように行う。
 
気が利いた子は、
無理矢理、相談をひねり出す。
それでも、ほとんどは
「ない」の一言である。
 
ここまでくれば、こちらのペースである。
では、先生から質問しますね。
 先生からの質問ですから、
 必ず答えてもらいますよ。
 わからないとか、知らないとか
 は許されませんよ。
 必ず答えてもらいますよ。
 例えば、好きな女の子とか、、、」
 
そこで驚くが、あとはこちらのペースで進む。
(好きな女の子なんて、聞くわけがない、、、)
そこでもネタを準備してある。
今回は、ルーレット(ブログ写真)
ルーレットをまわして、
出た質問に答える。
 
5分があっという間に過ぎていく。
 
ただ、子どもの情報をなければ、
この5分も苦痛に変わる。
「生徒指導」なんかしようものなら、
次回からは、
さらに、子どもの口は固くなる。
 
日頃からの情報収集が大切である。
その一番の手段が
「日記」
である。
高学年では、毎回、書かせている。
週末、どう過ごしたのか
試合の結果は、どうだったのか
家族でどこに行ったのか
その情報が入ってくる。
 
以前までは、そこで終わっていた。
今は、情報を打ち返す。
「〇〇に行ったって。
 何ラーメンがおいしかった」
「試合、惜しかった。
 何点ぐらい決めたの」
「妹の病気は、よくなった」
知り得た情報を本人に
打ち返す(聞き返す)
ことで、
情報の内容を
自分にも
相手にも残していく。
だからこそ、教育相談でも会話が成立する。
だからこそ、笑顔で教育相談を終えることができる。
 
日頃からの関係づくりが必要である。
「日記」だけでなく、
教師の休み時間の
座る場所
過ごし方
声掛け
も子供との関係づくりで重要となる。
(そう感じています)

 

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~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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