よい教師とダメな教師

 From:稲嶺保

 

最近、出勤すると毎日の
「日課」
がある。
 
教室横のベランダ清掃である。
なぜか?
「侵入者」である。
「人」ではない。
「ハト」である。
 
出勤すると駐車場から
自教室が見える。
ハトが「我が家」のように
ベランダの手すりに陣取る。
 
教室に行くと、
「落としもの」
が残されている。
ハトの「糞」である。
衛生上よくないので、
感染対策の上でもよくないので、
管理職へ連絡。
委員会からの派遣された業者も来た。
(しかし、手続きに時間がかかる)
もう、付き合い始めて2か月になる。
まだまだ、「愛着」はわかない、、、
 
先週、TOSSのworkplaceで紹介された本。
「教室マリトリートメント」川上康則著(東洋館出版社)
 
たくさん考えさせられるところがあった。
 
「マリトリートメント」とは、
著者の造語である。
次のようなことを指している。
 教室内で行われる指導のうち、体罰やハラスメントのような違法行為として認識されたものではないけれども、日常的によく見かけがちで、子どもたちの心を知らず知らずに傷つけているような「適切でない指導」。
 例えば、事情を踏まえない頭ごなしの叱責、子どもたちを委縮させるほどの威圧的・高圧的な指導など
 
自分自身を振り返る。
身長177cm
体重73㎏
見かけだけでも怖い。
その身体で指導するとなるとよほど気を付けなければ、
「威圧的・高圧的」
になる。
 
教室を振り返る。
子どもの安心できる空間になっているかどうか。
不安を与えてしまっていないかどうか。
 
本書では、
「子どもの安全地帯でいるために」
として、
「7つのプラスのかかわり」
をあげている。
①目を合わせる
②笑いかける
③語りかける
④触れ合う
⑤子どものあらゆる行動を当たり前と見なさずに「ありがとう」と感謝を伝える
⑥「やる/やらない」にかかわらず、前向きな気持ちを後押しする
⑦成果よりも努力や過程を認める
 
自分に不足しているのが、
⑥と⑦である。
今日は、それを意識して教壇に立つことができた。
しかし、すぐに忘れてしまう。
当たり前になるまで、無意識になるまでの
修業が必要である。
 
この言葉が胸に刺さる。
「よい教師は子どもと共に笑い、
 ダメな教師は子どもを笑う。
 
PS
今週末、サークルを開催する。
6月11日(土)10時~12時
沖縄市社会福祉センター2階
内容:国語、算数の模擬授業等
申込は以下へ、連絡をお願いします。
よい教師に近づくために、、、
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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