細分化の原則

 

From:太田輝昭

 

書斎より、、、

 

「僕(私)は、運動ができない!!!!!」と強く思う子は、運動しなくなる。

これが「運動の二極化」につながっていく。

 

小学校低学年でその兆候がではじめる。

 

どんな子でも、「運動をできるように」させたい。

プロ教師なら誰でも思うこと。

 

運動ができるようにするには、

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細分化する

********

ことが重要。

 

この

「細分化の原則」は、

習得させることにおいて、どんなものでも同じ。

 

プロは細分化でき、指導できる。

 

細分化して、

「スモールステップ」を刻み、

「できた!」「できた!」「できた!」と

組み立てる。

 

エラーレスラーニングである。

言い換えれば、「成功体験の連続」で組み立てる。

(反対は、「挫折体験の連続」となるのだが、、、、。)

 

「成功体験の連続」は、子どもの「セルフエスティーム」を高め、「意欲」「やる気」を引き出す。

 

例えば、高校体育の実践だが、

バレーボールの「オーバーハンドパス」の習得。

 

指示1 足を肩幅に開きます。

指示2 左(右)足を少し前に、右(左)足を少し後ろに。

指示3 ひざを曲げて、伸ばす。曲げて、伸ばす。

2,3回行う。

指示4 親指、人差し指で三角形を作る。

指示5 親指の第1関節、人差し指、中指の第2関節で

ボールを包む。

 

***********

指示7 ボールを「放り投げる」。

***********

 

指示8 「ボールを包む(キャッチ)」「放り投げる」

「ボールを包む(キャッチ)」「放り投げる」

「ボールを包む(キャッチ)」「放り投げる」

 

「ボールを包む(キャッチ)」「放り投げる」

を何回か行う。

 

慣れてきたら、

ひざ、

ひじ、

手首

を使って、「放り投げる」。

 

更に慣れてきたら、

「ボールを包む(キャッチ)」「放り投げる」

を速くしていく。

 

指とボールの「接触時間」が短くなり、

段々とオーバーハンドパスになっていく。

これを毎時間、他の運動と連動させながらやっていくと、

オーバーハンドパスができるようになっていく。

 

「細分化」して身につけさせることで、できるようにさせる。

 

プロの指導の原則である。

 

 


 

ーおおた てるあき

 

 

P.S.

県外から13名ほど来県!!!!

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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