二日目 学級の生活を安定させる

 From:稲嶺保

  

 4月8日、新学期スタート。

今年度、6学年担任。
学年主任から依頼され、
「6年生として」
を学年開きでお話することに。
 
前の晩に下書きを書いた。
2つのことをどうしても伝えたい。
「6年生は、学校の司令塔であり、頭脳です。
 だから、やるべきことが2つあります。」
目線を合わせながら話す。
「6年生は、学校のことを先にします」
いくつか例を交えて話す。
 
「もう一つ、6年生は・・・・・・」
なかなか出てこない。
いや、全然出てこない。
そこで、メモが書いていある
「黄金の三日間ノート」を開く。
近くに持ってきておいてよかった。
「6年生は、みんなの手本になります」
そこから、話を続ける。
 
25年目を越えても、こんなものである。
黄金の三日間初日の緊張感。
120名の子どもたちを前にして話す緊張感。
こんな中だが、何とかスタートを切ることができた。
 
明日は、二日目を迎える。
「生活システム」の確立である。
学校生活を安定させるために
個々の役割を明確にしていく。
自学級では、以下を決める。
「給食当番」
「清掃当番」
「一人一役」
それぞれ、個々に明確な役割を与えている。
社会と同じである。
一人一人が役割を果たすことで、
世の中(社会)は成り立っている。
 
その役割を決める前に話すのが
「競争社会と協力社会」
のお話である。
 
競争社会とは、
力が上のものが下のものに命令ばかりをし、
下のものは上のものに不満をぶつける社会である。
みんなが上をめざして、早くえらくなりたいと考える社会である。
 
協力社会とは、
力がある下のものは上の人に思いやりの気持ちで接する。
上のものは、それに対して感謝の気持ちをもつ。
みんなが下にいって、上のものを支えようとする社会である。
 
「協力」することの大切さ
自分の「役割」を果たすことの大切さ
を意識させて、生活のシステムを確定していく。
 
今回は、イラストを用いて示しながら話す。
外国籍の子もいるので、英語訳も入れた。
(LINE翻訳を使用)
 
二日目は、6時間授業なので余裕がある。
生活システムを確定し、
給食時間には、
「おかわりシステム」
も確認していく。
国語と算数の
「実態把握テスト」
も行う(予定である)
 
今週の1週間が一年を決める。
その後、
「ブレない」
ことが学級を安定させる。
 
PS
 
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~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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