From:太田輝昭
書斎より、、、、
臨時休校になって1週間が経つ。
そろそろ子どもが苦痛になっている頃だと推測する。
(手を差し伸べるには、オンラインがいい!)
さて、先週、マイクロソフトのteamsを使ってオンラインで
ミドルホームルーム(30分)と水泳の授業をやってみた。
(去年4月に初めてZOOMを知って、この1年で300回くらいは
ZOOMをやっている。teamsには慣れていない)
昨年より、
teamsを勤務校で使って、
クラスのルームを作ったり、
授業のクラスのルームを作ったり、くらいの
使用程度だった。
今回は、
teamsで毎日、自分のクラスでMHR(ミドルホームルーム:30分程度)をやったり、
水泳の授業を1回、会議室(ミーティングルーム)を開いて実施した。
会議室を開いた際に、生徒に
出席の確認のために、「学年、クラス、番号、名前」を書かせるようにしている。
「1年2組14番 比嘉丈志」ならば「10214比嘉丈志」となる。
これは後で、クラス番号があるとすぐに出席確認ができるからである。
この番号がなく、名前だけだと名簿から名前を探すのに時間がかかるからだ。
これは、ZOOMで実施した時も同じになる。
MHRを教室で実施したとき、教室はWi-Fiで
生徒のカメラをオンした時など、動作が遅く
重たいようであった。
昨年8月、ZOOMを使って教室で実施したときは、重たいようには感じなかった。
teamsは容量がかかるのかもしれない。
教室で重かったので、
水泳の授業は急きょ、体育教官室の自分の席(ケーブルに指し込んで)
で行った。
この場合、周りに体育教師がいるので、他の仕事もしており、雑音が入りやすい状態であった。
106名の1年男子がミーティングルームに入ってきたが、
ケーブルをつないだ状態でも
動画を動かしたりするのに、時間がかかった。
多人数が入っていることと、動画なので
速度が重いのかもしれない。
実際の水泳の授業では、
「平泳ぎの足の動作」を水中で行っているものを解説し、
それに対しての学びを、teamsのルームに書きこむという課題である。
生徒は、初めてなので、
マナ―として
①カメラオンで授業を受ける。
②生活音が入らないために、音声をミュートにする。
(発言を教師から促がされたときに、ミュートを外して声を出す)
③出席確認のために、チャットに学年クラス番号名前を書く。
を教えた。
速度が遅いというのは同期型授業としては致命傷なので、
ZOOMが良いのかもしれない。
MHRでは、明日、在宅勤務で実施することを考えている。
休校になり、1週間が経つ。
生徒も家で閉じこもりの状態で、
オンラインでクラスで交流することは意義あること。
今後も、teamsでのオンラインの学びをシェアする。
余談だが、
休校中でもホームルーム通信をteamsで発信した。
(毎日、発信している)
高校3年生なので、受験が控えている。
総合型選抜の入試がまもなく始まる。
「生徒の国語力」は極めて重要な課題。
ほとんど生徒は書くのが苦手であり、
嫌いである。
そのつけは、高校にも出てくる。
国語力をつけるには、
「楽しい国語の授業」が必要となる。
稲嶺氏がブログで紹介している。
渡辺大祐氏のオンラインセミナーが今週の土曜日にある。
是非、参加されるのをおススメする。
詳しくは以下から。
https://oki-ja-begi.jimdofree.com
話がそれた、、、
休校1日目のホームルーム通信を紹介する。
以下は、
志願理由書などの書き方を教えた通信になる。
お時間のある方だけお読みいただければ幸いである。
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ホームルーム通信
巡る物語
2021.6.7
64号
出題者の「行間の意図」を読み解き、書いていく!②
今日から、新型コロナ感染防止のため、臨時休校1日目。学校に来ないが、ホームルール通信、Teamsで発信。(ホームルーム通信、休みないんかい!休みない。)現代、オンラインのスキルは必須。リアルがだめなら、オンラインでも情報を発信する。オンラインのスキルは現代のスキルとしては必要なもの。オンラインでやっていく。
さて、さて、、、多くの人と同じことをやっていては成功できない。違う行動をするから成功する。これは成功哲学の一つ。多くの生徒は、「休校だから、やったー。遊べる!」と思う人が多いだろう。そこで、人と違うことをするから差が開いていく。
成功者のもう一つのポイントは、「自己コントロール」できるということ。食でも、時間でも、運動でもコントロールする力が優れているということ。(その時間、環境に流されてしまう人は、成功者にはならない。)
この自由な時間(自分でコントロールできる時間)のあるときに、「自宅で自己コントロールして勉強する」という挑戦でもある。この闘いに勝てるか、負けるか。
前おきが長くなった。前号の続きを書く。
(前号で前の課題について、例として書いてみた。忘れた人は、前号を読んでみて。)
前号の例を解説すると、
最後にまとめとして、「貴校のアドミッションポリシー」(抽象)を記載して、「私は合致しますよ」とアピールして、次の課題(将来への人物像)に繋げるように「意欲」を書いて終わる。という流れになっている。
構造は、①「アドミッションポリシーに関しての具体的なエピソード」を書く。②貴校のアドミッションポリシーを引用してまとめる。③次の課題に繋がるように、将来への願望を1行ほど書く。となっている。最後の1行で、次の課題について匂わせている。「将来、どんな保育士になりたいのか、次の課題で具体的に書いていきますよ~」と思わせている。
最後の行では、「貴校の特徴である地域社会に貢献する」ということを書いて、「あなたの学校のよい所はここですよ!」と誉めている。人と人との付き合いも同じで、良い点を認められたら、逆に認められるという人間心理。貴校を褒めると、読み手が嬉しくなるのは間違いない。相思相愛関係にもっていくことでアピールしている。今回は、推測で貴校のよい所は、「地域社会に貢献する」と書いたが、HP等を読み込んで、貴校の良さを見抜いてほしい。
では、次の課題はどのように書くか、、、
課題を再掲すると、
「アドミッションポリシーを踏まえて、将来なりたい人物像について書きない」が300字~400字。である。
ここでも構造としては、
「アドミッションポリシーに関してのエピソード」から、「アドミッションポリシーに繋げて」、「願望を書いて締める」という流れ。例として書いてみると、
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私には5歳離れた姉がいる。姉は保育士3年目である。姉から次のように日頃、保育士について聞かされる。「学校で学んだことを実体験で多くの発見があるよ。」「経験することで、学校の学びの価値が分かった。」「子どもは言うことも聞かないこともあるけど、しつけるととってもかわいい。」「いろんなお母さんがいて、園での出来事をしっかり伝えないといけないし、お母さんの話もしっかり聞かないといけない。」「保育士同士の関係づくりが重要だよ。」姉が保育士のやりがいを話してくれる。姉の姿を見ると、私も強く保育士になりたいと思う。私は姉のように、学としての学びと体験としての学びをいつも心がけ、園長、同僚、親とのコミュニケーションをしっかりととれる保育士になりたい。「人として基礎の幼児教育が一番大事である。」とある本に書いてあった。幼児の教育がしっかりできるような保育士になっていきたい。今の私はまだまだ未熟で、学ぶことが多いので、貴校に入学して保育の専門知識、技能を学び、子どもとの関わりを通して、地域の活動に積極的に参加していきたい。いつも笑顔で、コミュニケーション上手な保育士になっていきたい。
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字数はチェックしていないが、多ければ削除して、調整する。何度も話すが、キモは①エピソード ②アドミッションポリシーに繋げること。頑張ってみて。これは他大学にも転用できる。
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ーおおた てるあき
P.S.
渡辺大祐先生の
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太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定五段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。