言いっぱなしではできるようにならない

 

From:太田輝昭

 

書斎より、、、

 

勤務校で、親睦運動会というものがあり、

現在、生徒は練習をしている。

 

親睦運動会は、

3年、2年、1年の兄弟学級で、ダンスを披露するというもの。

 

先輩がダンスを作り、後輩に教えていく。

私は3年7組の副担任。

 

あるとき、7組の生徒にこう言った。

『後輩に教える時、

「こうやりなさい。あのようにやりなさい。」

と言うだけではできるようにならない。』

 

『振付を教えて、

あるとき、一人一人を見て、

「合格」「不合格」と言って、「不合格」には

何度もさせて「合格」できるまでさせる。このようにやらないとできるようにならないよ」

 

生徒はうなずき、きいていた。

 

これは、

「誰ができて、誰ができていないか」

達成度を確認する「確認の原則」という。

 

また、「合格」「不合格」というのは

「個別評定の原則」を使っている。

 

生徒には、「確認の原則」

とか「個別評定の原則」と言っていないが、

教える重要な原則。

 

教師の授業も同じことがいえる。

 

以前、数学の先生の公開授業を見に行ったことがある。

参観者がいる中で、

数学の先生は、導入で、面白いゲームから授業に入った。

ここまでは、いいのだが、

いざ、教科書の中身に入ったとき、

教師の一方的な説明が入り、、、、

 

私からみれば、

生徒「??????」といった状態で授業が進んでいった。

 

「これでは、授業が終わっても、生徒は分からないままだな」と思った。

 

教師は、ところどころで、

「どこまで出来たのかの達成状況を確認することが必要である」。

 

例えば、

「3番まで、できたら先生の所へノートを持ってきなさい」

 

とか、持ってきた生徒のノートに、

〇、×を書く。

 

伸ばしたいところを見て、評価してやることが重要なのだ。

これが抜けている授業を見受けられる。

 

生徒を伸ばすことができる教師は、「授業の原則」を使っている。

 

 


 

ーおおた てるあき

 

 

P.S.

県外から13名ほど来県!!!!

 

THE 授業!!

 

8月11日(土)

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県外(茨城県、東京都、兵庫県)から実力教師3名にお越しいただく。

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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