出会いで1年が決まる!!!

From:太田輝昭

 

自宅から、、、

 

「黄金の3日間」セミナーに出られた方は分かると思う。

 

セミナーの中で、「出会いで、何が何でもほめる」ということを、、、。

 

 

 

教室にはいろんな子どもが存在する。

 

真面目な子、しゃべらない子、腕力の強い子、成績優秀な子、

家庭が貧しい子、片親の子、私語が多い子、特別支援を要する子、、、

などなど、、、

 

さまざまな子が存在してこそ、学校であり、教室である。

 

すべての子を受け入れ、

「ほめる所がない~」と思っても、探してでもほめる。

 

4月7日から1年が始まる。

 

この「出会い」が1年で極めて重要な時期である。

 

教室の中に、「気になる子」が存在する。

その子が学級のキーパーソンになる。

 

その「気になる子」のために春休みに何を準備するかである。

 

 

私の尊敬する教師の中の一人に、熊本の田上善浩先生(中学 英語)がいる。

 

田上先生の実践を紹介する。

 

*********

「気になる子」は、同級生にカッターをもって、「殺してやる」と追いかける、、、

先生さえも包丁を持って追いかける、、、

 

そんな子だった。

 

田上先生は、その「気になる子」はバスケットボール部に入っている情報を得る。

 

その子のためだけに、「学級開き」にバスケットボールを取り入れた話をした。

 

その語り。

 

「私が大学に通っていた時の同級生から聞いた話です。

彼の友だちで、大学で3人ぐらいしか友だちがいない人がいたそうです。

 

大学も休みがちで、あまり目立たない人だったそうです。

 

そんな彼が、マンガのコンクールで入賞したんです。

彼は、大学を中退して東京に行きました。

 

その後、彼は名前を変えて漫画家としてデビューしていたんです。

 

彼のデビュー作は、人気が出ず、途中で連載が打ち切られました。

それでも彼はめげませんでした。

彼は、本当に書きたいネタをまだ書いていなかったんです。

 

彼が本当に書きたいネタとは、彼が大好きなスポーツのネタでした。

しかし、彼が好きなそのスポーツは、マンガの世界ではマイナーなスポーツでした。

担当の方から、やめるように説得されたそうです。

 

 

しかし、彼はあきらめませんでした。

彼は、大好きなそのスポーツのネタでマンガを書きました。

 

彼のスポーツは何だと思いますか?

(テニス、バスケ、バレーなど出る)

 

バスケです。彼は大好きなバスケのマンガを書きました。

そして、そのマンガは大ヒットしたのです。

 

そのマンガのタイトルは、『スラムダンク』といいます。

 

(みんな驚く)

(ちょっと間をおいて笑顔で)

 

友達が少なくったって、超一流のマンガ家になれるんですね。

1回目で大失敗しても、『スラムダンク』が描けるのですね。

 

この中にも、友達が少なかったり、勉強もわからず失敗ばかりして(自分はだめだと)と、思っている人がいるかもしれないけど、めげないでね。

 

どんな才能がみんなの中に眠っているか分かりませんよ。

 

ところで、この中でバスケットボール部の人いますか?

 

(数名挙手)

 

キミはバスケ部?ボジションは?(2人目あたりでO君に話かける)

 

キミはうまそうだね~。スラムダンク読んだことある?

 

あれおもしろいよね。ぼくはあれを読む前は両手でシュート打ってたのに、あれを読み終わったら片手でシュート打つようになってたんだよ。

 

ちょっと見て、ぼくのシュートフォーム。

(ちょっと大げさにやってみせる)

 

どう?

 

(O君も含めた皆が笑っている)

 

やっぱ、だめかなぁ~。今度、教えてね!」

 

 

 

 

これが「つかみの語り」だった、、、。

 

そして、ほめる場面が来た、、、

 

彼は、「ぞうきん」を持ってきた。

「すごいね」「しっかりしているね」「きれいなぞうきんだね」

いろいろと言葉をかけた。

 

 

ぞうきんを持ってきたのは、すごいことでも、彼がしっかりしていたのでもない。

 

使っていないぞうきんが新しいのもあたりまえ。

 

それでもとにかくほめるのである。

 

・・・・

 

 

********

 

 

「気になる子」の情報をできるだけ集める。

そして、「気になる子」と「つながる」ために、「出会いでどのようにほめるのか」の作戦を立てる。

 

このことが極めて重要。

 

他にも大切なことはあるが、セミナー参加者は資料を繰り返し、繰り返し読み直すとよい。

 

よい出発ができることを祈念する。

 

 

 

 

ーおおた てるあき

P.S.

 

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