From:太田輝昭
書斎より、、、、
もう何十年前、
初めて公立学校に勤務した時、
驚いたことがある。
一般の会社で働いていた私にとって
公立学校に勤めて、納得できないものだった、、、
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同僚が私の仕事を決める
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というもの。
私は、「担任の仕事を〇〇〇の情熱を持ってやりたい」
と思っていた。
誰よりも情熱があった。
自負があった。
しかし、
その情熱を全く聞かれることはなかった。
校内人事は、管理者(校長)が決めるものと思っていた。
そうではなく、
「校務分掌検討委員会」という同僚の組織で決められる。
それも「なぜ、そこでやりたいのか」という理由もきかれることもなく、
第1希望部署、第2希望部署、、、
でコマのようにはめられた。
教員の配置は、
「私はどこでもいいですよ」という
人が重宝される。
「〇〇の部署で、誰よりも働くので、やりたい」と
いうのではなく、
何となしに、そつなく、同僚と上手くやっていけばいいというようなものだった。
公立学校とはそういうものだと初めて知った。
・・・・・・
話をもどす。
「太田先生、次年度、環境保健部主任をしてください」
と校長から言われた。
(主任は管理者が指名する。)
少し話をしたが、引き受けた。
少子化の影響で、クラス減になるため、
この部署は職員1減になる。
仕事を少し軽減されるが、1.4倍くらい働かないと、、、、と思っている。
さて、
1年後、環境保健部主任が終われば担任になる。
(部分掌3年目のため、来年は担任になると予想される)
そのため、1年後を見通して、おる本を手に取った。
前書きより、、、
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すばらしい学級をつくりあげる責任は教師にある。
教師だけが、すばらしい学級をつくりあげられる。
一人の教師と数十名の子供たちが、一年間教室で生活すれば、それなりのドラマは生じる。
自然なままの教師と子供たちの生活は美しいという考えもある。
が、自然なままの教室からは、自然なままの子供たちの集団が形成される。
「勉強ができる子、人気のある子」が上位にいて、「勉強ができない子、嫌われる子」が下位にいる構造である。
子供は子供なりに、宿命的な社会構造をまあんぶ。
ここから「あきらめ」も生じる。
ここから「いじめ」を生じてくる。
「あきらめ」「いじめ」は、子供社会の奥深いところで生き続ける。
これを破壊できるのは、教師だけなのである。それも、自覚した教師だけなのである。
思いつくままの教室経営、赤本通りの授業をするだけで、子供たちが変わることはない。教育とは、それほどお手軽なものではない。
子供の心の奥深くへ働きかけ訴えていかなければならない。
では、何をしたらいいのか。
では、どのようにしたらいいのか。
教師は一年間に、どこまでできるのか。
(略)
~『学級集団形成の法則と実践ー学級通信アチャラー』向山洋一著 明治図書のまえがきより
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次年度、1年で教えていた学年を持ち上がって教えることになった。
「この1年、どんなドラマがあるのか、どのように伸ばすのか」
思いめぐらせている、、、、
春休みに準備して、4月のスタートに備える。
「子供との出会いからの3日間」が1年の8割を決める。
授業も同じだ。
ーおおた てるあき
P.S.
⑤4月 4日(土)午前
小学校教え方セミナー(浦添)
金城先生が行う音楽セミナーです。
⑥4月 4日(土)午後
小学校教え方セミナー(沖縄市)
稲嶺が行うセミナーです。
今回は「授業」と「仕事術」をテーマに行います。
P.P.S.
向山洋一全集の新PV
■向山洋一映像全集 第三巻『算数』「計算スキル」
https://www.youtube.com/watch?v=wnskoArWZtQ
■向山洋一映像全集 第四巻『社会』「8分の作業時間」
https://www.youtube.com/watch?v=iOgOyXLJg8M
『向山洋一映像全集(全7巻)~TOSS実践家53名による向山実践の様々な究明~』
第一巻 教育技術論の原点「跳び箱は誰でも跳ばせられる」
第二巻 教室が熱中する討論の授業
第三巻 学力が向上する向山型算数
第四巻 社会的な見方・考え方を培う資料の読み取り
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P.P.P.S.
安心・安全の保険。TOSS保険。
1日20円。
トラブルが起きたときから「弁護士」に相談できる。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定三段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。