初めてだけど、Teamsでオンライン授業をやってみる

From:太田輝昭

 

書斎より、、、、

 

 

明日から2週間、休校。

 

思えば、、、

新型コロナウイルスが沖縄に初めて感染者が

でたのが、去年の3月1日あたり。

それ以降、1か月のセミナーが中止になり、

ZOOMというオンラインを知ったのが、

去年の4月1日頃。

 

最初は、ZOOMって何?

オンラインセミナーって何?

から始まり、

インストール、ソフトを触っていくうちに、、、

ZOOMでオンラインセミナーを企画、

また、参加するうちに、ZOOMが日常になった。

 

日常だから、パソコンで相手と会話している感じ。

全く人と会っていない、、という感じではない。

繋がっている感覚がある、、、。

 

 

去年数えると、土日の3分の2は、ZOOMのオンラインで

セミナーに参加したり、例会をしたりしていた。

(もう300回は超えていると思う。)

 

8月末、この時も感染防止で休校になったとき、

初めてZOOMでオンライン授業を4回ほど、

生徒のパソコン、スマホとつないで授業をした。

(体育教官室、教室でやった)

 

今度は、マイクロソフトのTeams

Teamsは県教育委員会が契約しているソフト。

 

Teamsの登録は去年からやりはじめ、

チャット機能は使えるようになった。

 

ただ、オンライン授業はやったことがなかった。

どう使うのかいまだに分からない。

 

今回、休校となったので、

Teamsを使ったオンライン授業、

ホームルームを毎日、やろうと計画している。

 

使い方はこれから学ぶとして、

やらないことには、操作も慣れていかない。

やった回数分だけ成長すると思っている。

 

何事にも「初もの」は未知のゾーンだから、

なかなか手が出ないのが人間のサガだが、

やらないことには始まらない。

よく生徒にも「挑戦せよ。失敗してもいいから、、」と言っている。

教師が挑戦しないことには、生徒も教師の言葉を聞かない。

同じこと。

 

今回の休校でオンラインの技能を上げる絶好のチャンスだ。

やってみる。

 

さて、長くなったが、

前回、「文を長く書かせる」という実践をやったが、

次のホームルーム通信にも生徒の文を紹介している。

お時間のある方だけ、どうぞ、お読みください。

 

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 ホームルーム通信

巡る物語

2021.5.17

50号

教室のカーテン横の描写が細かくて目に浮かんでくる、、、「擬態語」もいい

  この2日間の土日に、3回の研究会に参加した。1回目は、沖縄県内の5名ほどの先生方とリアルでの交流会。2回目は、全国10名ほどの「授業研究会」。3回目は、200名ほどの全国の会議。北は北海道から南は沖縄の先生方(沖縄は3名ほど参加)。今は、オンラインの時代なので、ネットをつなげば、すぐに交流できる。全国の先生方も過去、リアルで会っているのでよく知った仲である。「人と交流する」のもまた、勉強の一つになる。

 

もちろん、その中でも2日間は女子ソフトボール部の練習に参加した。土曜日は、「逆方向への打球の打ち方」を実演しながら教えた。急に実演したので、脇腹が「ビキ」っと筋肉が少し断裂した。少し痛い。

 

さて、さて、先週からの「長く書く文」。数名が書いた良いものを引き続き紹介する。

 

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教室の外に出た。太田先生は少し不安げな顔をしていた。少し緊張していたのだろう。

私達は、何をするのだろうという顔をし、少し笑っている者もいた。すると、「行くよ」と二回ほど言い放った。

 

なぜ、わざわざ二回も言ったのだろうという顔をしていた。そして、扉を反対側に行き、ゆっくりと教室に入ってきた。何が、始まるのだろうという雰囲気が教室をただよった

すると、電気のスイッチを、カチカチと人差し指と中指で、6回ほど、証明を見上げながら押した。終始、笑顔だった。なぜだろうか。私を含め、クラスのみんなが困った顔をした。

 

その後、教卓にゆっくりと向かった。少し息をはきながら、笑顔でケンの方を向いた。そして、

Hiケン」と言った。

ケンはとても眠たそうにして、返答はしなかった。少しボーっとしていた。そんなケンを見て皆笑っていた。

 

太田先生も少し笑っていた。ケンは昨日あまり眠っていなかったのだろう。

そうすると、急に改まって太田先生が真顔になって私たちの方を向いて、手を「パン」とたたいた。

みんな、少し驚いた顔をした。

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先生がゆっくりとガラスの扉を開いて教室に入ってきた。

教室の中は静かに、ガラガラと扉を開ける音が響いた。隣のクラスの声がかすかに聞こえて、鳥の鳴く声が聞こえる。

 

先生は教室に入ると、ガラスの扉をゆっくり閉めた。またガラガラと音が響く。(何が起こるんだろう。文に起こせるようにしっかり見ておこう)

先生は黄色のTシャツを着ていてベルトを締めている。

 

教室のカーテンの横には、電気やクーラー、放送音量のボタンが付いた柱がある。ちょうど彩香の机の横くらいに。先生はその柱に手をついてもたれた。右手を腰にあてている。そして、まっすぐ上を見上げた。先生がいる場所の対角線上の天井くらい。蛍光灯が目に映り込んでキラキラと光っていた。先生は視線を落として柱にある教室の電気のボタンに手をかけた。

 

手首には黄色の腕時計をしている。電気のボタンが4つ、2列に並んでいる。カチカチっと右側のボタンを2つ押して電気を消した。教室が少し薄暗くなった。その後すぐ左側の2つのボタンを押して、教室の電気を完全に消した。いつもとは違う光景に少しワクワクした。だけどすぐにまた電気をつけた。そして、また消した。

 

何回か繰り返した後、教室の電気を全部つけてボタンから手を離した。そして先生は教卓の方向に向かって歩き始めた。健に視線をやりながら教壇に上がった。正面を向いて健を見た。「はい、健」少しの沈黙の後、

「・・・・・はい」と健が返事をした。

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【太田】「雰囲気が教室をただよった。」と「ただよう」という表現。教室の空気を表現している。「鳥の鳴く声が聞こえる。」「ガラガラと音が響く」。作者は「鳥の鳴く声」が聞こえたのだろう。「ガラガラ」と合わせ、「音」を表現している。「教室のカーテン横」の描写が細かくて情景が目に浮かんでくる。「キラキラと光っている」という「擬態語」の表現が面白い。「文を書く」というのは、「言葉」と「言葉」をつなぐこと。「面白い言葉」をストックしていることがポイント。あいみょんも同じように「面白い言葉」をたくさんストックしている。本から吸収している。(真似しよう!)

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ーおおた てるあき

 

 

 

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太田輝昭

沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表 

「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定五段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治

                図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数 

                H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。




  

 


 

  

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