子どもに声を出させる土台

From:稲嶺保

 

 

 

今日はお休み。
朝から読書、
お昼前にはランニング、
もちろん、夕方からは湯船へ、、、
 
そろそろ卒業式を意識する。
卒業式
音楽発表会
で聞こえる指導が
「もっと声を出しなさい」
である。
 
指導後、
少しは声が出る。
しかし、
次の練習では元通り。
なかなか難しい。
 
「普段、出していない声を
 いきなり出すのは難しい。」
と聞いたことがある。
 
普段から、
「声を出す練習」
が必要なのである。
 
「声を出す」場面
音楽意外にも
国語で音読する
算数で問題文を読む
などがある。
そこで声を出す
「土台」
をつくらなければならない。
 
ただ、物語や説明文は長い。
一人で読ませる
「緊張場面」
を作りだすのが難しい。
 
そこで教師の武器となる教材が
「話す・聞くスキル」
である。
 
短い詩文が30ほど
掲載されている。
それを音読する。
ただ、読ませるのではなく、
様々な読ませ方をする。
 
先週のサークルの検定で
「マダムになろう」
を扱っていた。
「あら、奥様、お元気ですか」
上記のような文を
「マダム」になりきって読む
のである。
教室のヤンチャ君が
活躍する場面である。
 
また、授業の中で
「暗唱」
にチャレンジさせると、
おとなしい女子も
挑戦する。
 
2年生で活用しているが、
「31作品」すべて暗唱した子が
現在「14名」
である。
2年生なので、
1日2時間国語の授業があるが、
2時間とも
「話す・聞くスキル」
を扱う。
なぜか、
「先生、暗唱は?」
とブーイングが起こるからである。
ちなみに、
単元テスト前でも
「先生、暗唱やりたい。」
というほどである。
 
国語の1パーツである。
ほんの5分~7分。
そのパーツだけでも
「楽しい」
を保証することが出来る。
だからこそ、
「国語が好き」
と感じるのである。
 
もちろん、
「腕」があればいい。
しかし、
そう簡単に「腕」は上がらない。
  
それを助けてくれるのが
教材である。
そろそろ新年度に向けて
「教材」
を考える。
「今」使っている教材は、
あなたの実践を助けてくれましたか。
 
子どもたちが
「楽しく」取り組める教材でしたか。
 
教材選びには、しっかりとした
「視点」
が必要である。
 
PS
教材について、保護者に対する
「説明責任」
が必要となる。
 
その教材を
しっかり使い切ったか
である。
空欄だらけの教材は
保護者へ説明することができない。
 
ちなみに児童の
「話す・聞くスキル」
はぼろぼろである。
使用感が半端ではない。
 
さらにPS
作品全部を暗唱した子
をどうするか?
新たな課題が必要である。
 
3年生の「話す・聞くスキル」を
とも考えたが、
次年度、出会った時にかわいそうである。
 
そこで、
東京教育技術研究所から出されている
「中学生のための暗唱詩文集」
をプレゼントすることにした。
中学生用だが、
「全作品ルビ付き」
である。
なので、
現在、2年生教室から
「道程 高村幸太郎」
「初恋 島崎藤村」
が聞こえてくる。
すごく知的でしょう。

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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